子どもたちの遺言
谷川 俊太郎 田淵 章三
出版社 : 佼成出版社
発売日 : 2009/1/1
言語 : 日本語
大型本 : 111ページ
「『子どもたちの遺言』は,はじめ作者である私が子どもたちに向かって遺言を書くという発想だったのですが,私はむしろ死に近づきつつある大人よりも,まだ死からはるかに遠い子どもが大人に向かって遺言するほうが,この時代ではずっと切実ではないかと思って,発想を逆転させました.生まれたばかりの赤ん坊に遺言されるような危うい時代に私たちは生きている,そう感じているのは私だけでしょうか.」
谷川/俊太郎
1931年、東京都生まれ。詩人。処女詩集『二十億光年の孤独』で、みずみずしい感性が高い評価を得る。詩作のほか、翻訳、脚本、絵本などさまざまな分野で活躍。訳詩集『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、詩集『日々の地図』で読売文学賞を受賞
田淵/章三
1951年、岡山県生まれ。立木義浩氏のアシスタントを経て独立。1979年、広告制作会社エジソン設立。アートディレクターとカメラマンを兼務。人物写真を中心に幅広いジャンルの仕事を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)