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お金信仰さようなら
¥1,980
ヤマザキOKコンピュータ (著) 働いて働いて働いて働いて働いて、 収入を伸ばし、貯蓄を増やし、経済最優先の社会の中で、 労働と成長ばかり求められてきた。 私たちは、「お金信仰の時代」に生まれ育った。 しかし、一部の間ではもう新たな時代が始まっている。 ・どれだけの資産があれば人は幸せになれるのか? ・売れないものには価値がないのか? ・経済成長すれば私たちの暮らしは豊かになるのか? 金融界のみならず、国内外のパンク・シーンや多種多様な地下カルチャーを渡り歩いてきた著者が、 そこで培った独自の視点でひとつひとつの疑問を解き、 貯蓄でもなく、選挙でもない、新しい選択肢を提示する。 『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(6刷)で話題をさらった、 投資家でパンクスの著者による最新作。 今度こそ、くそつまらない未来は変えられる。 お金信仰が終わったあとの時代で、 何を指針に生きるのか? まだ名前の付いてない、新たな時代へと突き進む私たちのための入門書。 著者について 1988年生まれの文筆家、個人投資家。 各地を転々と移り住み、現在は神戸で出版社「穴書」を経営。 地下のカルチャーや金融の世界など、異なる領域を横断しながらオルタナティブな価値観を探求している。 著書に『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(タバブックス)がある。 出版社 : 穴書 発売日 : 2026/1/30 言語 : 日本語 本の長さ : 224ページ 寸法 : 12.8 x 1.6 x 18.8 cm
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【今年の本と羊の一冊】大事なものは見えにくい
¥836
鷲田 清一 (著) 確かなことはわからない。「答え」のない「問い」と向き合う哲学エッセイ。 ひとは他者とのインターディペンデンス(相互依存)でなりたっている。「わたし」の生も死も、在ることの理由も、そのつながりのなかにある。核家族化で社会に包摂される「家族」、コミュニケーションの非在と「わたしたち」の居場所。確かなことは何もわからない、価値の遠近法が崩れた現代社会のなかで、日常の隙間に生じる違和感を育て、答えの見えない「問い」と向き合いつづける。 著者について ●鷲田 清一:1949年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学大学院文学研究科教授、文学部長、同大学副学長、総長をへて、大谷大学文学部教授。哲学者。著書に、『夢のもつれ』『死なないでいる理由』角川ソフィア文庫、『「待つ」ということ』角川選書、『噛みきれない想い』、『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)、『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)など多数。 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 発売日 : 2012/11/22 言語 : 日本語 文庫 : 272ページ 寸法 : 10.7 x 1.1 x 14.9 cm
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体の居場所をつくる
¥2,090
伊藤亜紗 (著) 居場所は、私たちがどのように生きたいか、その価値基準そのものです。 濱口竜介さん(映画監督)絶賛! 「11人の永い回復。それぞれが生きづらいはずなのに、奇妙な快活さと楽天性が本書を貫いている。一人ひとりの「工夫」、それに対する著者の「リスペクト」が織り合わされ、私たちは生を見つめ直す視点をもらう。あえて言いたい、何と面白いのか!」 摂食障害、ナルコレプシー、ALSなどの障害や病気の当事者。診断がつかない人、治療の道がない人、人種的マイノリティ―― 本書に登場する11名は、体に「問題」を抱えながら、日々の工夫の積み重ねで、どのように「体の居場所」をつくってきたのか。 一人ひとりから出てくる言葉は、ときに文学のようにファンタジックで、そこには、その人の何十年分かの人生が結晶のように凝縮されています。それに耳をかたむけ、ともに悩み、混沌とした状況を進む手すりとなるような言葉を探すために伴走する――そうして綴られた、生きるための究極の工夫とは? --------------------------------------------------------- 本書に収められた十一の章は、居場所をつくり、整え、試すその繊細な営みをつづったものです。 願わくば、本書が、どんなシビアな意思決定の場面でも、世間のプレッシャーにさらされて硬くならず、のびのびと自分の心地よさに問いかけることができるようになるための、余白をつくる手がかりになるとよいなと思っています。(エピローグより) --------------------------------------------------------- 【目次】 プロローグ 第一章 体とまた出会いたい 第二章 脂は敵だから好き 第三章 日常にひそむスイッチ 第四章 帝国主義者のまなざし 第五章 電車の中のチマチョゴリ 第六章 希望と分断のお薬 第七章 グニャグニャでいてやろう 第八章 因果関係の外で 第九章 グレーの中で生きる 第十章 ベールの向こうに 第十一章 自分が花みたい エピローグ 著者について 1979年生まれ。美学者。東京科学大学未来社会創成研究院DLab+ディレクター、リベラルアーツ研究教育院教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学(文学博士)。 主な著書に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社選書メチエ)、『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』(講談社学術文庫)、『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』(文藝春秋)など多数。 第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、第19回日本学士院学術奨励賞受賞。 出版社 : 朝日出版社 発売日 : 2026/2/21 言語 : 日本語 本の長さ : 312ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
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さみしい夜にはペンを持て
¥1,650
古賀史健 (著), ならの (イラスト) 糸井重里氏 推薦! 「長編詩であり、冒険絵本であり、あらゆる少年少女のハンドブックであり、 文章を書くことがすっかりおもしろくなってしまう魔法の本。 こんな本は、世界中でもはじめてなんじゃないかな」 他者より先に、自分との人間関係を築くための本 『嫌われる勇気』古賀史健が、 はじめて13歳に向けて書き下ろした 「自分を好きになる」書き方の寓話 教育系YouTuber 葉一氏 推薦! 「おもしろかったです! 本は一度に読みきれないことが多いのですが これは一気に読み切ってしまいました!」 ブレイディみかこ氏 推薦! 「書くことは苦手だとか、嫌いだとか、言葉なんて面倒くさいし本当の気持ちは伝えられないとか思っている人。そんな人たちにこそこの本を読んでほしいと思いました。 あなたは誰よりも書きたくなる人かもしれないから」 内沼晋太郎氏(日記屋月日 店主) 推薦! 「日記を書くと、どんな毎日も文章の形をして立ち上がる。読めばたしかに生きてきたと確認できるし、書けばこれからも生きていくという実感がもてる。それは存在しないはずの〈人生の意味〉のようなものに、届きそうな手を伸ばすことだ。この本がきっかけで、日記をつけはじめ、続けることで救われる人が、きっとたくさんいる」 SNSで常時だれかとつながっている時代。 だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。 うみのなか中学校に通うタコジローは、 学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。 ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローは その日から、どんどん変わっていく… ・考えるとは「答え」を出そうとすること ・その作文、嘘が混じってない? ・みんなと一緒にいると、自分ではいられなくなる ・考えないのって、そんなに悪いこと? こんな方におすすめ □与えられた正解に違和感がある □自分の考えをうまく言葉にできない □SNSに疲れてきた □悩んでいる子どもに何と言葉をかけていいかわからない 古賀史健さんより 「作文や読書感想文を上手に書く必要はありません。それよりも大切なのは、書くことを通じて自分と対話を重ね、知らなかった自分を発見し、自分を好きになっていくことです。ぜひ、本書を入口に『書くこと』のおもしろさに触れてください」 出版社 : ポプラ社 発売日 : 2023/7/18 単行本 : 292ページ
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さみしい夜のページをめくれ
¥1,760
古賀 史健 (著), ならの (イラスト) 不確かな、広い世界との人間関係を築く本。 糸井重里 推薦 「こんな本があったらよかったのに。 こんな大人に会いたかったのに。 それをまず作者たちは思ったわけだ。 そして、ほんとうに書いて作った。 すべてのこどもと、すべてのおとな。 すべての読者と、すべての作者。 すべての遊びと、すべての学び。 ぜんぶを満足させる テーマパークのような本が、ここにあるよ」 ーーーーー 『嫌われる勇気』古賀史健が はじめて13歳に向けて書き下ろした ベストセラー『さみしい夜にはペンを持て』の第二弾。 今作のテーマは「読む」こと。 ***** 主人公の、うみのなか中学校3年生タコジローは 今まさに、進路に迷っていた。 「どうして勉強しなきゃいけないの?」 「ほんとにこのバスでよかったのかな」 そんなとき、おまつりの帰りに、あやしいヒトデの占い師に出会う。 「そこに座りな。占いに来たんだろ?」 その屋台は、本の中のことばで、占ってくれる店だった――。 ・さみしさは分かち合うことができない ・どこで学ぶかよりも大切な「だれに学ぶか」 ・ゲームと本はどこが違う? ・なぜ本の世界に入っていけないのか ・くらべクラゲとそれでクラゲ ・自分を耕すとは、どういうことか ・本を選ぶところから「ひとり」ははじまる ・ぼくたちはたくさんの「自分」を生きている ***** こんな方におすすめ □ふだんあまり本を読まない □おとなと子どもの間で、自分が定まらない □本を読みたいけど、うまく集中できない □学びたいけど、何から学べばいいかわからない 「さみしい夜にはペンを持て」も好評発売中 https://hontohitsuji.thebase.in/items/82286490 出版社 : ポプラ社 発売日 : 2025/3/19 単行本 : 351ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
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【わからないシリーズ!】繋がり方がわからない
¥1,870
門賀 美央子(著) “人とどう関わればいいのか分からない”という感覚は、多くの人が静かに抱えています。 この本は、その手探りの気持ちに寄り添いながら、「無理に繋がらなくていい」という、やさしい許しをくれます。 本屋として読んでいて印象的だったのは、孤独を「悪いもの」と決めつけない姿勢です。 自分のペースで距離を決めてもいいし、一人でいる時間があってもいい。 読後には、孤独の輪郭が少しだけ柔らかくなり、“一人でいる安心”に気づかせてくれる一冊でした。 書籍概要 「孤独=欠落」という思い込みをほどきながら、著者自身の体験をもとに、 人との距離の取り方、自分を守る境界線、SNSとの付き合い方などを考えるエッセイ。 家族・友人・職場など、あらゆる“つながり”が負担に感じられてしまう現代。 そんななかで、「自分の速度で世界と関わる」という新しい選択肢をそっと提示してくれます。 著者について 門賀 美央子(もんが・みおこ) 編集者・ライター。 こころのあり方、人間関係、孤独、生きづらさなどをテーマに執筆。 雑誌・書籍の編集を経て独立し、エッセイからインタビューまで幅広く手がける。 “誰かと繋がらなくてもいいという自由”を、丁寧な言葉で探求している。 出版社:ポプラ社 発売日:2024/1/17 言語:日本語 単行本:208ページ 寸法:18.6 × 13.0 × 2.0 cm(四六判)
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宮地尚子「傷を愛せるか 増補新版」(文庫本)
¥792
「傷のあわい」「傷つきのこころ学」も同時発売中です。 宮地尚子 (著) トラウマ研究の第一人者である著者が、旅先や臨床現場での思索を綴ったエッセイ集です。多くの読者に「包帯のような本」と評されています。 核心となるメッセージ: 「傷を治す(消し去る)」ことではなく、**「傷がある状態のまま、どう生きていくか」**を問いかけています。 主な内容: 傷がそこにあることを認め、その周りをそっとなぞるように受け入れること。 傷を恥じず、好奇の目からは隠しながらも、自分の一部として抱えて生きること。 「何もできない」という無力感や、それでも誰かのために祈ることの尊さについて。 特徴: 専門用語を多用せず、バリ島やブエノスアイレス、金沢といった旅の風景と自身の内面を重ね合わせた、深く沁みとおるような文体です。 ------------------------------------------------------ 弱いまま 強くある ということ たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること―。 ケアとは何か? エンパワメントとは何か? バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。 解説=天童荒太 メディアで紹介されました □読売新聞「トレンド館」(2025/6/23)著者インタビュー「『心の傷を愛しましょう』と言っても、簡単には愛せませんよね。できないから苦しいわけです。」 □朝日新聞「売れてる本」(2025/5/3)小川公代さん書評「痛み認める包帯のような言葉」 □朝日新聞「折々のことば」(2022/10/15)本文紹介「自分が「使えない人」だとみなされて、万が一線路に身を投げたとしても、ため息をつかれるだけの存在だということをかみしめる。」 【目次】 Ⅰ 内なる海、内なる空 なにもできなくても 〇(エン)=縁なるもの モレノの教会 水の中 内なる海 泡盛の瓶 だれかが自分のために祈ってくれるということ 予言・約束・夢 Ⅱ クロスする感性――米国滞在記+α 二〇〇七―二〇〇八 開くこと、閉じること 競争と幸せ ブルーオーシャンと寒村の海 冬の受難と楽しみ 宿命論と因果論 ホスピタリティと感情労働 右も左もわからない人たち 弱さを抱えたままの強さ 女らしさと男らしさ 動物と人間 見えるものと見えないもの 捨てるものと残すもの ソウル・ファミリー、魂の家族 人生の軌跡 Ⅲ 記憶の淵から 父と蛇 母が人質になったこと 母を見送る 溺れそうな気持ち 本当の非日常の話 張りつく薄い寂しさ Ⅳ 傷のある風景 傷を愛せるか あとがき 文庫版あとがき 解説 切実な告白と祈り 天童荒太 初出一覧 エピグラフ・出典 著者について 宮地尚子(みやじ・なおこ) 一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は文化精神医学・医療人類学。精神科の医師として臨床をおこないつつ、トラウマやジェンダーの研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。主な著書に『トラウマ』(岩波新書)、『ははがうまれる』(福音館書店)、『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房)がある。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2022/9/12 言語 : 日本語 本の長さ : 240ページ 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1 cm
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宮地尚子『傷のあわい』(文庫本)
¥880
「傷を愛せるか」「傷つきのこころ学」も同時発売中です。 宮地尚子 (著) 『傷を愛せるか』の原点ともいえる作品で、若き日の著者がアメリカ・ボストンで、現地に住む日本人たちに行ったインタビュー(エスノグラフィ)に基づいています。 核心となるメッセージ: 「あわい(間)」に生きる人々の揺らぎを描いています。 生と死、子どもと大人、異国と母国など、境界線上で不安定な状態にある人々の 「傷つき」に焦点を当てています。 主な内容: 何者かになろうと海を渡った青年、夫の転勤で渡米した女性など、異文化の中でアイデンティティが揺らぐ人々の語り。 「社会選択説(脆弱な人が移動する)」と「社会起因説(環境が人を傷つける)」という視点。 傷なのか傷でないのか判別しがたい「濃淡」や、後からじわじわとくる痛みの正体。 特徴: 「精神科医対患者」という立場ではなく、同じ土地に 住む一人の人間として耳を傾けた記録であり、 客観的でありながら温かい距離感が保たれています。 --------------------------------------------------------------- たゆたい、ぶつかり、たじろぎ、 傷つきに揺れながら生きる 『傷を愛せるか 増補新版』の著者の原点となるエスノグラフィ 米国で何者かになろうと海を越えた青年、夫の海外転勤に合わせて渡米した女性、人生に詰んで海外へ拠点を移した男性──。異国の地で、不安定さや傷つきに揺れながらも、そのとき成しえる最良の力で人生にぶつかっていく。その語りに、若き日の著者が耳を傾け、生きるということを同じ目線で考えた記録。 解説 奈倉有里 【目次】 文庫版まえがき はじめに 孤独の物語 アメリカン・ドリーム 移民候補生 リミナリティ PTSD(前編) PTSD(後編) ステレオタイプ 恋愛と結婚 邦人援護 二〇歳の人生落伍者 謎の女 パレスチナ レクイエム GOOD BYE=THANK YOU あとがき 解説 ひとりひとりの顔が見える 奈倉有里 著者について 宮地 尚子(みやじ・なおこ):一橋大学大学院社会学研究科特任教授。専門は文化精神医学・医療人類学・トラウマとジェンダー。精神科の医師として臨床をおこないつつ、研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。主な著書に『傷を愛せるか 増補新版』(ちくま文庫)、『トラウマ』(岩波新書)、『ははがうまれる』(福音館書店)、『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房)、『傷つきのこころ学』(NHK出版)がある。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2025/4/12 言語 : 日本語 本の長さ : 256ページ 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.1 cm
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じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書)
¥968
鷲田 清一 (著) ●探せばどこかにじぶんはある? ●女の子は「女装」によって女になる ●過敏になったじぶんの先端 ●小さな不幸がひきたて幸福 ●アイデンティティの衣替え ●わたしはだれにとっての他者か ●他者のなかに位置を占めていない不安 ●泳ぐ視線、のぞく視線、折れ曲がる視線 ●他人の視線を飾る行為 ●じぶんがぼやけることの心地よさ わたしってだれ? じぶんってなに? じぶん固有のものをじぶんの内に求めることを疑い、他者との関係のなかにじぶんの姿を探る。 探せばどこかにじぶんはある?――「じぶんらしく」なりたい、じぶんとはいったいどういう存在なのかを確認したいと思って、じぶんのなかを探す。顔がいい? 走りが速い? 計算が速くて正確? 明るい? ……どれをとってもわたしだけに固有のものってありはしない。このような性質や能力はだれもが多かれ少かれもっているものだ。性別や年齢や国籍などというのは、それこそみんながもっている。だから、その1つ1つはだれもがもっているものであるにしても、それらの組み合わせにひとりひとり独自のものがあるのだ、というのは、そのときだれもが思いつく論理である。が、これがじぶんというものの、かけがえのない不二の存在を証しているなどというには、あまりにも貧弱な論理であるのは、だれもが直観的に気づいている。――本書より 著者について 1949年生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。現在、大阪大学文学部教授。哲学・論理学専攻。著書に『分散する理性』―勁草書房、『モードの迷宮』―ちくま学芸文庫、『見られることの権利・〈顔〉論』―メタローグ、『ちぐはぐな身体』―筑摩書房―などがある。 出版社 : 講談社 発売日 : 1996/7/19 言語 : 日本語 新書 : 180ページ 寸法 : 10.6 x 0.9 x 17.4 cm
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問いの立て方
¥946
著者:宮野 公樹(著) 仕事・学び・日常の会話…そのすべての場面で「なんでこうなんだろう?」と感じたことはありませんか? この本は、論理やエビデンス以前に、「そもそも問いを立てるとは何か」を、哲学者・宮野公樹さんが深く掘り下げます。 “問い”をただ受け止めるのではなく、自分で立て直せるようになることで、世界との関係が滑らかに動き出す感覚があります。 知的な刺激を求める読者には、棚に差しておきたい一冊です。 書籍概要 学問・研究・仕事…「正しい問い」を発見することが思考の出発点。本書では、問いを立てる構造、問いと答えの関係、問いの批判的評価などを、日常の例を交えてわかりやすく整理します。 「ロジカルに考えているつもりだけど、うまく整理できない」そんな人にとって、問いを再設計するための丁寧なガイドです。 著者について 宮野 公樹(みやの・なおき) 哲学者。現在、大学で倫理・現代思想を担当。専門は実践哲学・教育哲学。 研究と教育を通じて、「問いを生きる」ことの意味を多くの学生・読者に示してきた。 書誌情報 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発売日:2024年4月5日 単行本(新書):224ページ 寸法:17.3 × 10.6 × 1.4 cm(新書判)
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なぜ人は締め切りを守れないのか
¥1,980
難波優輝 (著) ●千葉雅也さん推薦! 私たちは実のところ、「締め切り」のことをよく知らないまま生きている。 ときに私たちを苦め、ときに私たちを奮い立たせる「締め切り」とは何なのか? 「締め切り」から、現代社会に深く埋め込まれたルールを描き出し、豊かな生き方を探る哲学的冒険。 “我々は、いわば「時間的な無理」をさせられている。生きることの柔軟性をどう取り戻すか。この時間論には、哲学の新しい文体がある。すごく良い本だと思った。元気が出る本だ。” ──千葉雅也 時間について:時間とはそもそも何なのか? 計画について:昔の人はもっとのんびり生きていた 仕事について:無理な要求から逃れる方法は? 死 について:最大にして最後の締め切りを考える ●締め切りの間を縫って、私たちが〈いい時間〉を手に入れるために “残業によって得られる賃金は計算できる。さまざまな締め切りの集合体である「プロジェクト」は、時間を対価に成果を提示する。いっぽうで、愛する人と過ごす時間、趣味に没頭する時間の価値は計算が難しい。私たちは、〈いい時間〉を計量することができずにいるのだ──。” 〈目次〉 序章 なぜ人は締め切りを守れないのか 第1章 いい時間とわるい時間──私たちはどんな「今」を生きたいのか? 第2章 プロジェクト──私たちから時間を奪うもの 第3章 生きている時間──私たちはいつも何かに間に合わない 第4章 いろいろな遊びの時間を旅する──時間の遊び論 第5章 いい時間をつくる──時間正義のためのデザイン 第6章 デッドライン──死から締め切りの本性を考える あとがき ブックガイド 新しい時間をデザインするために 参考文献 著者について 1994年生まれの美学者。専門は、分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。他の著作に『物語化批判の哲学〈わたしの人生〉を遊びなおすために』(講談社現代新書、2025年7月発売予定)、『SFプロトタイピング』(共編著、早川書房、2021年)。 出版社 : 堀之内出版 発売日 : 2025/11/7 言語 : 日本語 単行本 : 298ページ
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沖縄社会論 ――周縁と暴力
¥2,970
打越 正行 (著), 石岡 丈昇 (解説), 上原 健太郎 (解説) 暴走族のパシリにはじまり、沖縄で調査を続けた。 『ヤンキーと地元』を書いた伝説のフィールドワーカーによる遺稿集。 2024年12月9日に急逝した、社会学者・打越正行さんの遺稿集を一周忌に合わせて刊行。 『ヤンキーと地元』(2019年3月刊、2024年11月ちくま文庫化)で打越さんは、沖縄の暴走族の「しーじゃ・うっとう(先輩・後輩)」関係などをもとに、建設業で生きるリスク層の生活を描かれました。地元の人間でも調査できない領域にパシリとして入っていった著者の本は、ナイチャーの書いたものとして驚きをもって迎えられ、第六回沖縄書店大賞沖縄部門大賞を受賞するなど高い評価を得ました。 本書は打越さんの遺した、パシリ論、沖縄社会論、暴力論の3部からなり、石岡丈昇、上原健太郎、上間陽子、岸政彦各氏の解説を付す。 === 根本はあくまでも「社会学者」だった。 暴力の真ん中で、生活をともにするような調査をしながら、 打越は優しい男だった。 ――岸政彦 みんなが打越くんの仕事を超えていく。 そこに自分の仕事を重ねながら、連なりながら。 ――上間陽子 === 【目次】 まえがき 上間陽子 はじめに 第1部 パシリ論 第1章 パシリ前史 第2章 社会の癖を書く――参与観察という方法 第3章 パシリとしての参与観察――つかえる部外者から、つかえない内部関係者へ 第1部 パシリ論 解説 パシリとしての参与観察が示すもの 石岡丈昇 断章1 第2部 沖縄社会論 第4章 ホモソーシャルなつながりの周縁――沖縄のヤンキーの若者のしーじゃ・うっとぅ関係をもとに 第5章 製造業なき経済成長/談合なき建設業――建設業からみた「戦後」沖縄 第6章 学校を去るわけ 第2部 沖縄社会論 解説 ヤンキーの世界を通じて沖縄社会を描くこと 上原健太郎 断章2 第3部 暴力論 第7章 つくられた、しーじゃ・うっとぅ関係――沖縄の建設業の社会史 第8章 ライフコースからの排除――沖縄のヤンキー、建設業の男性と暴力 第9章 暴力の理解社会学 第3部 暴力論 解説 暴力の傍らで問い続ける 上間陽子 断章3 終章 繫ぎ止められる沖縄 解説 他者になる、解離する― 参与観察の極限 岸政彦 あとがき 岸政彦 著者について 打越 正行(うちこし・まさゆき):1979年生まれ。社会学者。首都大学東京人文科学研究科にて博士号(社会学)を取得。和光大学現代人間学部専任講師、特定非営利活動法人 社会理論・動態研究所研究員などを歴任。広島と沖縄で、暴走族・ヤンキーの若者を対象とした参与観察調査をつづけた。単著に『ヤンキーと地元――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』(筑摩書房、2019年、第6回沖縄書店大賞)、共著として『最強の社会調査入門』(ナカニシヤ出版、2016年)、『地元を生きる―沖縄的共同性の社会学』(ナカニシヤ出版、2020年)、『〈生活-文脈〉理解のすすめ――他者と生きる日常生活に向けて』(北大路書房、2024年)など。2024年12月9日、逝去。 石岡 丈昇(いしおか・とものり):1977年生まれ。日本大学文理学部社会学科教授。フィリピン・マニラを主な事例地として、社会学/身体文化論の研究をおこなう。著作に『エスノグラフィ入門』『タイミングの社会学』『ローカルボクサーと貧困世界』、共著に『質的社会調査の方法』など。 上原 健太郎(うえはら・けんたろう):1985年生まれ。大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科准教授。社会学。主な専門は沖縄の若者の就労問題。共著に『地元を生きる』『社会再構築の挑戦』『ふれる社会学』『いろいろあるコミュニケーションの社会学Ver.2.0』『持続と変容の沖縄社会』など。 上間 陽子(うえま・ようこ):1972年生まれ。琉球大学教育学研究科教授。2017年、打越正行との共同調査をまとめた『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』を刊行。著作に『海をあげる』、共著に『地元を生きる』など。 岸 政彦(きし・まさひこ):1967年生まれ。社会学者。京都大学大学院文学研究科教授。研究テーマは沖縄、生活史、社会調査方法論。著作に『同化と他者化』『街の人生』『断片的なものの社会学』『ビニール傘』『マンゴーと手榴弾』『図書室』『リリアン』、共著に『地元を生きる』『生活史論集』、編著に『東京の生活史』『沖縄の生活史』『大阪の生活史』『調査する人生』など多数。2024年12月9日急性骨髄性白血病のため死去。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2025/12/10 言語 : 日本語 単行本 : 464ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
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動物たちの内なる生活――森林管理官が聴いた野生の声
¥1,867
ペーター・ヴォールレーベン (著), 本田 雅也 (翻訳) 動物の心はこんなにも豊かで、温かい―― ベストセラー『樹木たちの知られざる生活』、待望の続篇! ドイツで27万部突破のネイチャー・ノンフィクション 著書累計100万部超の森林管理官がつむぐ、動物の心をめぐる物語 子ネコに深い愛情をそそぐカラス、 悲しみに暮れるシカ、羞じらうウマ、 名前が呼ばれるまで待つ礼儀正しいブタ、 メンドリを欺いて誘惑するオンドリ…… 動物たちは豊かな感情と知性をもち、 それは、私たちが思う以上に人間に近い。 長年、森林の管理をしながら、 動物と交流してきた著者が そこで得た知恵と科学的知見をもとに 温かなエピソードをつむぎだす。 著者について [著者紹介] ペーター・ヴォールレーベン Peter Wohlleben 1964年、ドイツのボンに生まれる。 子どもの頃から自然に興味を持ち、 大学で林業を専攻する。 卒業後、20年以上ラインラント=プファルツ州営林署で働いたのち、 フリーランスで森林の管理をはじめる。 2015年に出版した『樹木たちの知られざる生活』(早川書房刊)は ドイツで85万部を超えるベストセラーとなり、40か国で翻訳される。 2016年発表の本書もドイツで27万部突破するほか、世界中で読まれている。 [訳者略歴] 本田雅也 Masaya Honda 1964年東京生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程単位取得退学。 ドイツ近現代文学、児童文学専攻。 訳書にライナー・シュタッハ『この人、カフカ?』などがある。 出版社 : 早川書房 発売日 : 2018/8/7 言語 : 日本語 単行本 : 288ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
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人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー
¥2,860
ジャッキー・ヒギンズ (著), 夏目 大 (翻訳) ドーキンスの弟子(オックスフォード大学院卒・動物学専攻)が動物と人間の感覚にまつわる最先端の科学的研究を一挙紹介する本書。 私たち人間が秘める、動物たちに負けない不思議な〈超感覚〉とは? 【内なる嗅覚】 一兆種類のにおいを区別「私たちの内なる犬」を目覚めさせよ 【超味覚】 ”泳ぐ舌”と呼ばれるアマゾン川の怪魚と”超味覚”を持つ人間 【色世界】 色の嵐を生きるvsモノクロームを生きる 【触覚と脳内画像生成】 全盲の画家が存在する理由 【耳は「視力」を持つ】 闇の狩人フクロウの「聴力図」とヘレン・ケラー 【時間感覚】 完全な闇のなか、時間が分からないまま生きられるか 【フェロモン】 動物の自由意志を揺らす。夜の巨大クジャク蛾と人間の興奮 【方向感覚】 人間も渡り鳥になれるか。豪州の先住民は地球の磁気を感知か 【非・幽体離脱】 ”地球外”知的生命体・タコと人間の身体感覚 ほか 世界はこんなにも〈超〉美しい――21世紀の「センス・オブ・ワンダー」が誕生 出版社 : 文藝春秋 発売日 : 2025/7/24 言語 : 日本語 単行本 : 432ページ 寸法 : 13.2 x 3 x 18.9 cm
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「いつも不安で頭がいっぱい」がなくなる本
¥1,870
清水栄司 (著) 仕事、家庭、将来のこと……なぜかいつも漠然とした不安が頭から消えない。 この本は、そんなあなたのための「不安の取扱説明書」です。 「健康診断で重い病気が見つかったらどうしよう」 「親が認知症になったら、どう支えていけばいいのだろう」 「老後にお金が足りなくなって、生活費や医療費をまかなえなくなるかもしれない」 「戦争のニュースを見ていると心が痛い。日本もいつか戦争に巻き込まれるんじゃないか」 「子どもが学校でいじめにあったらどうすればいい?」 「異常気象で、安心して住めない国になってしまうかもしれない」 ……考え出すと、不安の種は尽きませんよね。 「不安」は誰でも感じるものです。しかしそれが毎日続いていたり、いろいろなことに対して心配が止まらなかったりして、日常生活に支障をきたしているなら、それは「全般不安症」かもしれません。 ■全般不安症とは? 全般不安症とは、何か特定のことに限らず、さまざまなことが過剰に不安になってしまう病気です。 推定患者数が120万人と言われながら、その存在はあまり知られていません。 そのため、多くの方が「不安に苦しむ自分がおかしいのかも」と一人で悩みを抱えています。 まわりの人はこう言うかもしれません。 「誰だって不安の1つや2つくらいはあるよ。ちょっと気にしすぎじゃないの?」 それでも明らかに自分ばかり苦しんでいるような気がする。 いろいろなことが不安で疲れやすく、眠れないときもある。 そんなあなたに、手に取っていただきたい1冊です。 ■こんなお悩みがある方に ・不安が一時的なもので終わらず、毎日のように続いている ・1つのことに限らず、いろいろなものごとに不安を感じている ・「疲れやすい」「集中できない」「眠れない」「気持ちが落ち着かず、緊張している」などの症状がある 本書は、認知行動療法の第一人者である精神科医が不安との付き合い方、考え方や行動のヒントをお伝えする【不安の取扱説明書】です。 不安が雪だるま式に膨れ上がってしまい、本格的に「全般不安症」を発症する前に ぜひ本書で不安に振り回されない方法を学びましょう。 ■【全般不安症チェックリスト】付き! 心のざわざわをどうにかしたい!そんなあなたに。 ご自身の状況チェックにご活用ください。 著者について 清水 栄司(しみず・えいじ) 千葉大学大学院医学研究院認知行動生理学教授、医学部附属病院認知行動療法センター長、子どものこころの発達教育研究センター教授。精神科医。大学での研究のほか、実際の診療にも30年以上あたっている。1965年山梨県生まれ。1990年千葉大学医学部卒業。千葉大学医学部附属病院精神神経科、プリンストン大学留学等を経て、現職。専門は認知行動療法。精神保健指定医、精神科専門医・指導医、公認心理師、認知行動療法師。認知行動療法の第一人者として、数多くのメディアに出演している。 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日 : 2025/11/21 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 248ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.4 cm
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渋谷半世紀 ──都市×カルチャー×未来
¥1,980
内田朋子 (著), 後藤充 (著) 渋谷の半世紀を振り返り、都市・カルチャー・未来の三視点で現在地を読み解く。 共同通信社の連載を基軸に、多彩な証言と論考で、次の50年への羅針盤を描く。 来街者から実務家・次世代クリエイターまでにひらかれ、渋谷という街の本質に迫る一冊。 「渋谷カルチャー」の本質を見つめ直し、 現在の混沌とした時代の中で、少しでも希望のある 未来の都市と社会のあり方を模索したいとの思いが 取材の出発点となった(はじめにより) ──────────────────────── 《目次》 第1部 都市 公園で遊ぶ子どものように 糸井重里 渋谷の過去、現在、未来 ──大都市から見えるこの国のカタチ 吉見俊哉 宇川直宏 最後の渋谷系「ホフ」が語る地元愛 小宮山雄飛 昭和レトロの第一人者が写し歩いた渋谷 町田忍 第2部 カルチャー 渋谷を鮮やかに彩り続ける「HARUMI GALS」 山口はるみ 劇場、演劇、街 G2 永作博美 音楽カルチャーはクラブから 沖野修也 私がミニスカートをはいても、 ニューストピックにならない世の中になってほしい 野宮真貴 世界へのランウエー 渋谷、原宿、竹下通り 古田泰子 ティファニー・ゴドイ 公園通りから見える世界の流行 平松有吾 第3部 未来 真の多様性を渋谷から広げたい ──性的マイノリティーへの偏見、差別、排除をなくす 午前0時のプリンセス 聖秋流 momohaha 大内アイミ JESSICA 産官学民こどもとつくる渋谷区〝未来の学校〟 ──理想像はみんな違っていい 金子嘉宏 北村久美子 長いスパンで捉える生態系、都市、アートの行方 ──時代を超えてゆく真の創造力とは? Chim↑Pom from Smappa!Group エリイ 林靖高 牧田習 特別寄稿1 渋谷は、渋谷ではなかった 吉見俊哉 特別寄稿2 坂を上る渋谷から、川筋を這う渋谷へ 吉見俊哉 特別寄稿3 神社とアングラ、天井桟敷とジャン・ジャンの間 吉見俊哉 解 説 創造的に記憶/忘却する― 超舞台としての渋谷 北田暁大 《著者》 内田朋子 (ウチダトモコ) 青山学院大経営学部卒。共同通信社編集局メディアセンター予定チーム委員。デジタル事業立ち上げやコンテンツ開発を担当。「知財とデジタル」をテーマに講演・メディア出演でも活躍。京都芸術大講師、情報経営イノベーション専門職大客員教授、デジタルアーカイブ学会理事を務める。著書『発信する人のためのメディア・リテラシー』(晶文社)など。 後藤充 (ゴトウミツル) 共同通信社の文化部や大阪文化部で漫画担当、読書面デスクなど。本書の基になったデジタル企画にデスクとして関わった。 出版社 : 晶文社 発売日 : 2025/11/6 言語 : 日本語 単行本 : 200ページ 寸法 : 12.7 x 1.4 x 18.6 cm
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これがそうなのか
¥1,980
永井玲衣(著) ことばと出会い、ことばと育ち、ことばを疑い、ことばを信じた。 『水中の哲学者たち』で一躍話題となった著者は、 ことばに支えられながら、世界を見つめ続ける――。 過去から現在までの著者自身を縦断し、 読者とともにこの社会を考える珠玉のエッセイ集。 【第一部 問いはかくれている】 日々生まれる「新語」。 新語は、現代社会が必要とするから生まれるはず――。 けれど、なぜ私たちはそのことばを作ることにしたのだろう? 新語の裏に潜む問いを探り出し、私たちの「いま」を再考する12篇。 【第二部 これがそうなのか】 幼少期を本とともに過ごしてきた著者。 これまでに読んできた数々の本の中から大切な言葉を選び抜き、争いの絶えないこの世界との対話を試みる。 過去に書き残されてきた幾つもの言葉から、私たちの未来を惟る12篇。 著者について 永井玲衣 1991年生まれ。哲学者・エッセイスト。東京大学大学院で哲学を学びつつ、「哲学対話」と呼ばれる場づくりや、対話から生まれる思考・感情・社会についての発信を続ける。 「哲学を“特別”なものにせず、日常の中にある問いとして立て直す」ことを信条とし、詩と散歩と植物を愛する一方で、過去から現在まで読み継がれてきた言葉たちに耳を傾ける。 これまでの著書に 『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』『さみしくてごめん』 がある。 出版社:集英社 発売日:2025年11月6日 言語:日本語 ページ数:320ページ 寸法:13.1 x 2.3 x 18.8 cm
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夢の声を聴く: プロセスワークがひらく夢見手たちの癒しと変容の物語
¥2,200
藤崎 亜矢子 (著) この本は、「夢はただの記憶の整理」だと思っている人の考え方を、やさしくひっくり返してくれます。 著者は、アメリカで認定を受けたプロセスワークの心理カウンセラー。彼女は、夢の内容そのものより、夢を見た“身体感覚”や“感情の揺れ”に着目します。そこで浮かび上がってくるのは、過去の痛みでも、未来への予感でもなく、「いまの自分が本当は何を望んでいるのか」という小さな声。 読み進めるほど、夢が単なる象徴や暗号ではなく、日常の中で押し込めてきた感情や、まだ言葉になっていない願いとつながっていることに気づかされます。 夜見る夢ではなく、“心の奥の声としての夢”。 自分の気持ちがよくわからなくなるとき、これほど頼りになる本はありません。読後には、自分の内側に少しだけ静かな灯がともるような、そんな一冊です。 ——————————————————————————— 書籍概要 夢は、あなたの今を映し出す鏡、未来への招待状、過去からのSOS。 ユング派とプロセス指向心理学のトレーニングを受け、米国で豊富なカウンセリング経験を積み重ねてきた著者が、夢の意味をさぐるワークを紹介。 夢を見たときの身体の感覚、わきあがる感情、浮かぶイメージ… 五感から夢の意味をたどるとき、他のだれでもない、あなたのためのメッセージが聞こえてきます。 人の魂の意味に触れたい、より自分らしく成長したいと願う、すべての人に。 自分で夢の意味を知りたい人のために、シンプルなエクササイズと、AIの活用法と注意点も掲載。 著者について 博士(心理学)、米国オレゴン州認定カウンセラー、認定プロセスワーカー、認定EMDRセラピスト。 上智大学大学院にて小川捷之、河合隼雄らに指導を受ける。修士号取得後、順天堂大学医学部精神医学教室の助手としてカウンセリングや心理検査を行うほか、研修医の教育にも携わる。 1998年、アメリカオレゴン州ポートランドに移住。プロセスワーク・インスティチュートにてアーノルド・ミンデル、エイミー・ミンデル、マックス・シュバックらの指導を受け、2004年に認定プロセスワーカーとなる。2015年、セイブルック大学心理学研究科より博士号取得。 プロセスワーク・インスティチュート大学院で約20年にわたり教鞭を執るかたわら、日本・米国・ロシア・ドイツ・バングラデシュなどでプロセスワーク、トラウマケア、コミュニケーションスキルのセミナーを実施してきた。 現在は「花カウンセリング&コンサルティング」代表として、ハワイ島を拠点に、オンラインカウンセリングとセミナーを提供している。 出版社 : 道和書院 発売日 : 2025/11/6 言語 : 日本語 単行本 : 244ページ 寸法 : 12.8 x 2.1 x 18.8 cm
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優しくない地球でひとが生きのびるための80の処方箋
¥2,420
著者:品田 知美(著) 地球が「優しくない場所」になっているのを、どこか心の片隅で感じていませんか? 本書は、環境社会学者としての著者が、日常の「当たり前」から一歩踏み出し、 ・なぜ気候変動が止まらないのか ・ゴミやプラスチックの消費がどう循環に関わっているのか ・自分が“できること”は何か を、80のテーマ+処方箋で示してくれます。 「もっと何かしたい。でも何を?」という方に、手に取りやすい知性あるガイドになります。 書籍概要 「ゴミを減らせばいいの?」「ペットボトルを買うのは意識が低い?」「PFASは本当に怖い?」―。 環境問題に漠然とした不安を抱える中で、 「知る」「実践する」「行動できる」にまで落とし込んだ80の処方箋。 文系・理系の視点をつなぎ、日常の“ちょっとした問い”から地球規模の問いへ。環境社会学の入門にも最適です。 著者について 品田 知美(しなだ・ともみ) 1964年生まれ。早稲田大学理工学部出身。シンクタンクで環境政策を担当後、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程を修了(博士(学術))。社会学者として、環境・家族・日常生活を横断する研究を行い執筆・教育活動を展開。 書誌情報 出版社:亜紀書房 発売日:2025年9月19日 単行本:256ページ 寸法:18.8 × 13.0 × 1.8 cm(四六判)
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まちは言葉でできている
¥1,980
著者:西本 千尋(著) 人が暮らす場所は、制度でも建物でもなく「言葉」でできている。 本書の文章には、その当たり前をそっと裏返して見せてくれる静かな力があります。 再開発の説明会で消えていく生活者の声、日常の中でひっそり続いている“まちの痛み”、それでも誰かが紡ぎ続けた言葉の手触り――。 「本と羊」が大切にしている“偶然の場”とも響き合い、読むほどに自分の住む場所の声がふいに立ち上がるような一冊です。 書籍概要 再開発の現場でこぼれ落ちる小さな声、行政の言葉と生活者の実感のズレ。 著者はそのあいだに挟まる“生の言葉”を、20年以上にわたり拾い続けてきました。 大きい言葉に支配されがちな「まち」を、生活者のまなざしから丁寧に描き直す本書。 専門用語ではなく「暮らしの言葉」でまちを見つめ直し、足もとを照らすように世界を読み替えていく随筆集です。 著者について 西本 千尋(にしもと・ちひろ) 都市の再開発現場での実務経験を持つフィールドワーカー。 生活者・行政・開発のあいだに揺れる“言葉の行方”を記録してきた。 コミュニティや都市計画、まちづくりに関する執筆・講演多数。 出版社:皓星社 発売日:2024/6/27 言語:日本語 単行本:272ページ 寸法:21.0 × 14.8 × 1.7 cm(A5判)
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死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。
¥1,045
浦出 美緒(著) 夜静かな書棚の隅で、「いつか自分も消えてしまうのでは」と息が詰まるあの瞬間。そんな“死への恐怖”を抱えている人だからこそ、この本が届いてほしい。著者・浦出 美緒さんは自身の死恐怖症(タナトフォビア)を起点に、医師・宗教社会学者・神経科学者・哲学者・小説家という5人との対話を通じて、死とは何か、なぜ怖いのか、そしてどう生きるべきかを問い直します。日々の足音が消えてゆくような静けさの中で読むと、「死を考えること=生を深めること」だと感じられた瞬間が、きっと訪れます。偶然の場でこの一冊に出会ったら、少しだけ、背中を押されるような気持ちでページを開いてください。 ---------------------------------------------------- 本書では、「あの世はあるのか?」「死後に無になるのはなぜ怖いのか?」「信仰があれば死の恐怖は消えるのか?」「不老不死は現実になるか?」といった問いが、医学・宗教社会学・脳科学・哲学・物語という多角的な視点から掘り下げられています。著者自身が“死ぬのが怖くてたまらない”という痛みを抱えていたからこそ、読み手の胸に迫る「死を前にした〈私〉の問い」が響きます。読むことで、「生きるとは何か」「私とは何か」を改めて考える、深い読書体験になる一冊です。 著者について 浦出 美緒(うらで・みお) 医学博士。精神科医・公認心理師。 長年、臨床の現場で「死への恐怖」や「不安障害」に苦しむ人々と向き合ってきた。自身もかつて重い死恐怖症を経験したことから、科学と哲学の両面から「恐れ」の正体を追究している。 著書に『死恐怖症』(講談社現代新書)など。メディア出演や講演活動も多数。 出版社:SBクリエイティブ 発売日:2024/5/28 言語:日本語 単行本(ソフトカバー):388ページ 寸法:13.2 × 3 × 19.1 cm ジャンル:心理学・死生観・メンタルケア
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「偶然」はどのようにあなたをつくるのか
¥2,640
著者:ブライアン・クラース / 翻訳:柴田裕之 「偶然」と「必然」の狭間で揺れるこの世界を、私たちはどのように生きるべきか――。本書では、歴史の転換点、進化の奇跡、日常の小さな選択などが、実は偶然の積み重ねによって生まれてきたことを、多様な知見を通じて描き出します。原因と結果を探す人間の思考を丁寧に読み解きながら、「すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味」に光を当てます。また、各章では「物語を語る動物としての私たち」「地球のくじ引きとしての人間」「自由意志と偶然のあいだ」などテーマが展開されており、読者自身の“選択”や“出会い”を問い直すきっかけになります。 著者について ブライアン・クラース(Brian Klaas)氏は、ミネソタ州出身、オックスフォード大学で博士号を取得、現在はロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ(UCL)准教授。社会科学・国際政治学の視点から、偶然・権力・運命を問い続ける思想家です。本書では、著者自身が「自分の人生をリワインド(巻き戻せたら/押したら)」という仮設を提示し、万一の出会いや選択が、実は歴史を左右してきたという物語へと読者を誘います。 書籍情報 出版社:東洋経済新報社 発売日:2025年9月10日 判型・頁数:四六判・上製/約382ページ 寸法 : 19.4 x 13.5 x 2.7 cm
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「要するに」って言わないで — 本当の自分の思いに気づくとラクになる
¥1,980
尹 雄大 (著) この本が目指すのは、「自分のダメなところを変える」ことではありません。 あなたが負った傷を、そっと癒すためのセルフケアです。 そのために必要なのは、自分の話を、正しいとか間違ってるとかジャッジせずに、ぜんぶ聞くこと。そして、勇気を出してぜんぶ語ること。 【目次】 はじめに 1.不安の中で息をする まずはきちんと「感じてみる」 「意識的さん」の心理学 フェアな関係を自分と結ぶ 生きるための手がかりは身体にある 楽で心地よいことが「本当の自分」に触れるための鍵 「違和感を大事にする」ってどういうこと? 2.自分の思いを取りこぼさない 記憶をいじくり続けることをやめる 思考のこだわりを、身体を通して手放す 安全と安心を保つ とにかく話を続ける 人間らしさと尊厳を大切にする「ユマニチュード」 ユマニチュードの技法をセルフケアに取り入れる コントロールは恐怖心を育てる 純粋な自己否定をする 3.起きていることをただ感受する 守るべき感受性とは? 苦の中にある楽さに目を向ける かけられた「呪い」 「我に返る」ことが呪いを解く 自分を否定する力を、身体を持った他者として想像してみる 「感じていること=自分そのもの」ではない パニックや痛みを丁寧に感じ直す 碇を降ろす場所 4.迎え入れるという態度 拘束と拘束感は違う 自分の過去を迎え入れる 理不尽さによって身心は歪む 自分の過去を迎え入れる 物語を受け入れ、ほどいていく 心の除湿を行う 5.変化を見届ける トラウマと呼ばれているものに対して 苦しみは、本当は再現しない 苦しみを解決するのではなく、完了させる 活路は思いもよらない方角にある 頭で考えたことを、胸に下ろして感じてみる 硬直とどう向き合うか 楽に息をする身体から始まるセルフケア 【著】尹 雄大(ゆん・うんで) 1970年、神戸市生まれ、テレビ制作会社勤務を経てライターになる。主な著書に『さよなら、男社会』『つながり過ぎないでいい』(以上、亜紀書房)、『句点。に気をつけろ』(光文社)、『聞くこと、話すこと』(大和書房)など。武術や整体を通して得た経験から身体と言葉の関わりに興味を持っており、その一環としてインタビューセッションを行っている。 出版社 : 亜紀書房 発売日 : 2025/9/30 単行本(ソフトカバー) : 204ページ 寸法 : 18.8 x 13 x 1.6 cm
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みえないもの
¥1,980
イリナ・グリゴレ (著) デビュー作『優しい地獄』で読書界に衝撃を与えた、ルーマニア出身の文化人類学者イリナ・グリゴレ、最新作。 娘たちと過ごす青森の日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語――。 「彼女の人生をスクリーンのようなものでイメージとして見せられたら、彼女の語らなかったことが見えて、あの夜ニュースを見た人たちも彼女を理解できたかもしれない」(本書より) 虚実を超えて、新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。 今までに書かれたどんな日本語よりも、鮮烈なことばをあなたに。 【目次】 ■コロナくんと星の埃 ■鬼は来ない日も来る ■蛍が光る場所 ■逃げたパン ■天王星でルビーの雨が降っている ■団地ラボラトリー ■ダンゴムシに似ている ■ナメクジの世界 ■野良犬 ■ドリームタイム ■綿飴、いちご飴とお化け屋敷 ■きのこ雲 ■狼が死んでいた ■死んでも生きる ■葡萄の味 ■結婚式と葬式の間 ■ゴダールが死んだ年に ■みえないもの ■何も意味しないとき、静かに朝を待つ ■何も意味しないとき、燃えている森の中を裸足で歩いて、静かに朝を待つ ■卵を食べる女 ■蜘蛛を頭に乗せる日 ■初恋と結婚した女 ■Ghosted ■果実の身代わり ■あとがき 著者について イリナ・グリゴレ 文化人類学者。1984年ルーマニア生まれ。2006年に日本に留学し、一時帰国後、2009年に国費留学生として来日。弘前大学大学院修士課程修了後、2013年に東京大学大学院博士課程入学。青森県内を主なフィールドに、獅子舞や女性の信仰を研究する。2023年にはバヌアツで女性を対象としたフィールドワークを始めている。キーワードはイメージ、自然観、死生観、有用植物、霊魂。著書に『優しい地獄』(亜紀書房、2022年)。 出版社 : 柏書房 発売日 : 2025/4/14 単行本(ソフトカバー) : 240ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.7 cm
