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誰もがデザインする時代のデザイン 日々の営みからソーシャルイノベーションを生み出すための思想と実践
¥4,180
エツィオ・マンズィーニ (著), 八重樫文 (監修) デザインは“民主化”できるのか? 現代社会は大きな変革の只中にあり、望むか望まないかにかかわらず個人や組織は自らのあり方を絶えずデザインし直すことを迫られています。本書は、ソーシャルイノベーションの世界的権威エツィオ・マンズィーニが、誰もがデザイン能力を発揮する「誰もがデザインする時代」の新たな思想と実践を提示した一冊です。 マンズィーニは、人々が日々の営みの中で発揮する「遍在的デザイン」能力と、それを専門的知見で支援する「専門的デザイン」の協働を重視します。専門家はもはや唯一の担い手ではなく、人々の対話や協働を促し、変革を可能にする「イネーブラー(実現支援者)」への役割の転換が求められています。 豊富な事例を通じ、単なる問題解決を超え、生活に新たな価値をもたらす「意味形成」のデザインを追求します。小さく(Small)、ローカルで(Local)、オープンで(Open)、つながりあっている(Connected)「SLOCシナリオ」を掲げ、持続可能な未来を草の根から築くための知見を網羅した、21世紀の必読書です。 【目次】 日本語版序文──エツィオ・マンズィーニ 監訳者序文──八重樫 文 謝辞 序章 第1部 ソーシャルイノベーションとデザイン 第1章 イノベーション、新たな文明社会の創造に向けて ソーシャルイノベーション 分散型かつレジリエントなシステム 複数の持続可能な質 新たな文明社会の兆し? 第2章 つながりあった世界におけるデザイン 慣習とデザイン 遍在的デザインと専門的デザイン デザインモードマップ 新たに台頭するデザイン文化 デザインにおけるソーシャルイノベーション デザインの新たな捉え方 第3章 ソーシャルイノーベーションのためのデザイン ソーシャルイノベーションのためのデザインとは何か それが「何でないか」 どのように機能するのか 新しいデザイン知識 第2部 協働する人々 第4章 協働型組織 新しい関わり合いの形態 選択による協働 実現を支えるエコシステム 第5章 協働的接触 協働的接触の次元 協働的接触のマッピング 協働的接触の実践 第3部 物事を動かす 第6章 可視化し、形にする マッピングと増幅 ストーリーの創造 シナリオ構築 社会的対話のためのビジュアルツール(12の可視化事例) 第7章 可能性を高め、実現しやすくする 支援型的な環境 ネットワーク型ガバナンス 実験のための場所 第8章 効果的で、意味あるものにする 問題解決 意味形成 信頼構築 第9章 複製し、接続する Small, local, open, connected(小さく、ローカルで、オープンで、つながりあっている) スケールアウトとしての複製 スケールアップとしての接続 第10章 ローカルでオープンにする プレイスメイキング 場所とレジリエンス プロジェクトによる計画 コスモポリタン・ローカリズム 終章 新しい文化のためのデザイン(結論に代えて) 著者について エツィオ・マンズィーニ 30年以上にわたり、持続可能性のためのデザイン領域で研究・実践を続ける。近年は、公正でエコロジカルな移行に向けたソーシャルイノベーションに注力している。こうした問題意識のもと、15年前にDESIS ネットワークを設立。DESISは、デザインスクールによる国際ネットワークとして、持続可能性のためのソーシャルイノベーションに関わるデザイン活動を展開している。 2024年にはデザイン研究に関する国際学会Design Research Societyより生涯業績賞を受賞。現在、DESISネットワークのプレジデントであり、ミラノ工科大学の名誉教授を務める。これまで世界各地のデザインスクールで客員教授としても活動してきた。 本書のほか、主な近著に『日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化』、『ここちよい近さがまちを変える―ケアとデジタルによる近接のデザイン』、ミケーレ・ダレーナとの共著『Fare Assieme, Una nuova generazione di servizi pubblici collaborativi』がある。 出版社 : ビー・エヌ・エヌ 発売日 : 2026/3/18 言語 : 日本語 本の長さ : 484ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 3.5 cm
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街を知る : 福岡・建築・アイデンティティ
¥1,760
松岡 恭子 (著) まず自分の街を、知ることから始める。 人任せのまちづくりではなく、街を自由に語り合えるように。 更新を続ける街・福岡。大規模再開発で生まれ変わろうとしているこの街を実験場に、また世界の街の取り組み事例から、他のどこでもない、街の「らしさ」について考える。 知っている街、見慣れたはずの街にある「普通」のなかに、どれだけ素晴らしいものがあるかをきちんと見る。街について語ることが途切れてしまった私たちは、今一度、街を知ることから始める。 著者について 1964年福岡市生まれ。建築家。株式会社スピングラス・アーキテクツ代表取締役、株式会社大央代表取締役社長。NPO法人福岡建築ファウンデーション理事長、一般社団法人都心空間交流デザイン代表理事。九州大学建築学科卒業。東京都立大学大学院、コロンビア大学大学院修士課程修了後、ニューヨークで設計活動を開始。様々な建築物やプロダクトに加え、公園・橋梁など大規模な土木構造物のデザインも手がける。国内外の大学でデザイン教育、地域づくりにも従事。主な受賞歴:日本建築学会建築九州賞作品賞、日本土木学会田中賞、他多数。 出版社 : 古小烏舎 発売日 : 2023/12/20 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 160ページ 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.1 cm
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デザインの仮説と仮設
¥4,620
廣村正彰 (著) 公共空間から商業施設まで、たんに情報を伝えるだけでなく、共感や愛着といった人の心に働きかける数多くのサインデザインを手がけてきたデザイナーは、どのようにアイデアを発想し、育んできたのか。「記憶と痕跡」「字と美」「シルエット」「矢印」「仮設的」という五つのテーマを設け、各テーマに寄り添うスタディと過去のプロジェクトを紹介。さまざまなエピソードや、「記憶の受け皿」「遅いデザイン」といったトピックを織り込みながら、デザインと人間の認知・感情との関係を問う、10年ぶりの新著。巻末には著書インタビューを収録。 【序文より】 不確実なものをめぐってーー仮説と仮設 廣村正彰 私たちの日常で確実なものは何もない。一瞬先がどうなるか誰もわからない。 しかし人は「信じる」ことで各々の「バイアス」をつくり、 安定した生活を続けたいと願う。 デザインとは、その「バイアス」を丁寧に読み解き、 経験や知識をよすがにしながら「仮説」を立てて、社会に提案すること。 それが人々の共感や愛着を呼び、 生きる喜びや新しい感動につながるならば、理想だと思う。 デザインは、「仮説」に基づいていると同時に、「仮設」的なものであると思考した。 現代社会では新しいモノを生み続けることへの問いもある。 固定的で永続的なデザインも時には必要だろうが、 簡易的で「仮設」的なデザインでも十分役割を果たす。むしろそのほうが魅力的な時もある。 デザインでの「仮説」は、どのような効果と感情を生み出すのか? そして、「仮設」という柔軟な考え方は、新しい価値観として受け入れられるのではないか。 この本では、いくつかのスタディや、私自身の過去の仕事を振り返ることで、 それらの問いとあらためて向き合い、デザインのもつ可能性を摸索してみたい。 【目次】 序章 不確実なものをめぐって──仮説と仮設 一章 記憶と痕跡 ❖(エッセイ)観察すること 二章 字と美 ❖(エッセイ)問いの旅 三章 シルエット ❖(エッセイ)デザインの速度 四章 矢印 ❖(エッセイ)小さく暮らす 五章 仮設的 * 廣村正彰インタビュー * 作品データ 略歴 引用・参照文献 著者について グラフィックデザインを軸に、様々な領域のアートディレクション、サイン計画、ブランディングを手がけ、企業のデザイン監修、講演、国際イベントのデザイン審査などもおこなう。東京工芸大学教授(2008~2018)、多摩美術大学客員教授(2016~ )、名古屋造形大学客員教授(2019~ )。 主な著書に『空間のグラフィズム』(2002年、六耀社)、『デザインのできること。デザインのすべきこと。』(2007年)、『字本 JI BORN』(2009年)、『デザインからデザインまで』(2015年、以上ADP)などがある。 出版社 : 国書刊行会 発売日 : 2025/7/8 言語 : 日本語 単行本 : 232ページ ISBN-10 : 4336077797 ISBN-13 : 978-4336077790 寸法 : 25.7 x 19 x 2.4 cm
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建築をつくるとは、: 自ら手を動かす12人の仕事
¥2,420
河野 直 (著, 編集), 権藤 智之 (著, 編集) 生きるためにつくる、つくるために生きる 変わり続ける社会のなか、建築というフィールドで、 私たちはどう働き、どう生きるのか。 設計事務所に「つくる」要素を組み込む、自らが暮らす地域を楽しくつくり変える、目の前にある材料を掘り起こす、これからの建築の担い手を育てる。多様な「つくる」を展開する人たちが、生い立ちから仕事、活動を語る。設計して終わりではない時代に、新しい領域でどんな働き方をするのか。可能性を探るきっかけとなる一冊。 【目次】 はじめに 巻頭グラビア「つくるとは、」 「建築をつくる仕事」をつくる 河野直 なぜ今「つくる」なのか 権藤智之 第一章「つくる×設計」 施工経験が設計をアップデートする 01 手で思考する─つくることから始まるデザイン 荒木源気 02 左官職人から建築家へ─京都の土壁技術を現代建築に 森田一弥 03 沖縄での設計施工─人と人々と土地による参加 山口博之 第二章「つくる×地域」 身近な場所を楽しくつくり変える 04 地域密着のファブスペースで暮らしをアップデートする 西山芽衣 05 消えゆく茅葺茶堂を地域で再生する 釜床美也子 06 銭湯とまちの生態系を編み直しつなぐ 栗生はるか 第三章「つくる×材料」 素材をクリエイティブに掘り起こす 07 古材のアップサイクルから新しいカルチャーをつくる 東野唯史 08 プロの技術でゴミに光をあてる 一杉伊織 09 家業の製陶と設計を組み合わせる 水野太史 第四章「つくる×教育」 これからの建築のつくり手を育てる 10 石積みの風景を支える技術 真田純子 11 ポスト・デジタル時代の建築のあり方 平野利樹 12 手で考え身体でつくるデザインビルド教育の実践 山本裕子 連続講義「つくるとは、」 おわりに 【編著者】 河野 直 東京大学研究員、合同会社つみき設計施工社共同代表、一般社団法人The Red Dot School 共同代表 1984年広島県生まれ。京都大学大学院修了後、26歳の時にどこにも就職することなく、つみき設計施工社を起業。 「ともにつくる」を理念に、住む人とつくる人が、ともにつくる「参加型リノベーション」を展開。著書に『ともにつくる DIYワークショップ』等。2021年東京大学権藤研究室研究員・連続講義「つくるとは、」ディレクター。2023年にデザインビルド教育拠点である一般社団法人The Red Dot School を開校。3児の父。 権藤 智之 東京大学准教授 1983年香川県生まれ。2011年東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、首都大学東京現東京都立大学准教授、東京大学特任准教授を経て2022年4月より現職。研究テーマは、地域の建築生産の実態調査、高層ビルやプレハブ住宅の構法史、複雑形状構造物の実大制作など。共著・編著に『箱の産業』彰国社、2013、『内田祥哉は語る』鹿島出版会、2022など。 【著者】 荒木 源希 アラキ+ササキアーキテクツ、モクタンカン株式会社代表 森田 一弥 森田一弥建築設計事務所、京都府立大学准教授 山口 博之 設計事務所・建築意思代表 西山 芽衣 西千葉工作室 釜床 美也子 香川大学創造工学部建築・都市環境コース講師 栗生 はるか せんとうとまち代表理事、文京建築会ユース代表 東野 唯史 ReBuilding CenterJAPAN代表 一杉 伊織 デッドストック工務店、TOOLBOX執行役員 水野 太史 水野太史建築設計事務所、水野製陶園ラボ代表 真田 純子 石積み学校、東京工業大学教授 平野 利樹 東京大学特任講師 山本 裕子 ユタ大学DesignBuild UTAH@BLUFF 出版社 : 学芸出版社 (2024/5/22) 発売日 : 2024/5/22 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 223ページ
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台湾レトロ建築案内
¥1,760
老屋顔(辛永勝・楊朝景) (著), 西谷格 (翻訳) 鉄製の飾り格子「鉄窓花」、色とりどりのモザイクタイル、重厚な赤レンガや素朴な装飾ブロック…… 台湾各地に残るノスタルジックな書店やカフェ、映画館などを、ディテールの鑑賞ポイントと併せて紹介。貴重な資料や写真も盛り込んだ、台湾人の著者でなければ書けない建築ガイド。台湾街歩きのお供に最適の一冊。 【目次より】 レトロ建築を楽しむポイント: 「鉄窓花(飾り格子)」/人造石/赤レンガ/装飾ブロック/セラミックタイル ●台北・宣蘭――青田七六、紀州庵、九份茶房ほか ●台中・彰化・雲林・嘉義――拾光机、小夏天、玉山旅社ほか ●台南・高雄・屏東――林百貨、書店喫茶一―二三亭、全美戲院ほか 台湾を3つのエリアに分けて、全24件の建物を紹介。書店やカフェなど、ほとんどの建物が実際に訪れることが可能。 著者紹介:老屋顔(辛永勝・楊朝景) 2013年から台湾各地に足を運んで各年代のレトロ建築を訪ね歩き、レトロ建築のファンクラブ「老屋顔」(意味については「まえがき」を参照)を設立する。FacebookやFlickr、InstagramなどのSNS上で情報発信するほか、「老屋顔アプリ」の開発など、さまざまな形でレトロ建築の魅力を伝える活動を行っている。 出版社 : エクスナレッジ; A5版 発売日 : 2018/1/26 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
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巨匠たちの住宅: 20世紀住空間の冒険
¥2,860
淵上正幸 (著) 「20世紀の建築家は住宅で勝負をした。住宅にエネルギーのすべてを賭け、哲学のすべてをぶちこんだ。」――隈研吾 モダニズム建築の真髄は、住宅にあり! ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライト、アドルフ・ロース、ル・コルビュジエ……20世紀を生きた巨匠たちが、住宅建築に込めた創造性のすべて。建築設計は住宅に始まって住宅に終わる。実際に訪ね歩いて、書き綴られた貴重な名建築探訪。 出版社 : 青土社 発売日 : 2023/4/25 言語 : 日本語 単行本 : 272ページ
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回転ベッドを追いかけて
¥2,530
ゆなな (著) ~ようこそ、昭和ラブホテルの世界へ~ SNSフォロワー3万人!ウェブメディアやラジオでも話題を呼んだ昭和ラブホ愛好家・ゆななの初の著書。 昭和のラブホテルに魅せられ、北海道から沖縄まで全国100軒以上のホテルをめぐってきた4年間の集大成がここに。 魅惑的なラブホのベッドやお風呂、いい昭和ラブホの探し方などを語るコラムの他、ラブホオーナーや巨匠・亜美伊新(あみい・しん)へのインタビュー、23軒を厳選したホテルカタログなど、500点以上の写真と共に送る大充実の全編カラー160ページ! <内容(一部)> ・私が昭和ラブホに目覚めた日 ・昭和ラブホの外観3パターン ・フロントは異世界への入口 ・昭和ラブホのベッドを語る ・昭和の香りはお風呂に宿る ・ゴージャス&ノスタルジックなインテリア ・いい昭和ラブホを見つけるコツ ・ラブホ巡りの失敗談 ・厳選23軒 全国昭和ラブホカタログ 他 著者について ほぼ単身で北海道~沖縄まで日本全国の昭和ラブホテルを巡り、SNS、メディアでの記事執筆、ラジオ出演などを通じてその魅力を発信中。これまで訪ねた昭和ラブホは100軒を超え、昭和ラブホのために生きていると言っても過言ではない。本書が初の著書となる。 出版社 : hayaoki books 発売日 : 2023/4/3
