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「偶然」はどのようにあなたをつくるのか
¥2,640
著者:ブライアン・クラース / 翻訳:柴田裕之 「偶然」と「必然」の狭間で揺れるこの世界を、私たちはどのように生きるべきか――。本書では、歴史の転換点、進化の奇跡、日常の小さな選択などが、実は偶然の積み重ねによって生まれてきたことを、多様な知見を通じて描き出します。原因と結果を探す人間の思考を丁寧に読み解きながら、「すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味」に光を当てます。また、各章では「物語を語る動物としての私たち」「地球のくじ引きとしての人間」「自由意志と偶然のあいだ」などテーマが展開されており、読者自身の“選択”や“出会い”を問い直すきっかけになります。 著者について ブライアン・クラース(Brian Klaas)氏は、ミネソタ州出身、オックスフォード大学で博士号を取得、現在はロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ(UCL)准教授。社会科学・国際政治学の視点から、偶然・権力・運命を問い続ける思想家です。本書では、著者自身が「自分の人生をリワインド(巻き戻せたら/押したら)」という仮設を提示し、万一の出会いや選択が、実は歴史を左右してきたという物語へと読者を誘います。 書籍情報 出版社:東洋経済新報社 発売日:2025年9月10日 判型・頁数:四六判・上製/約382ページ 寸法 : 19.4 x 13.5 x 2.7 cm
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人間がいなくなった後の自然
¥3,740
カル・フリン (著), 木高 恵子 (翻訳) 人間が消えれば、自然は回復・新生する―― これはダークツーリズムでも、廃墟趣味でもない、新時代の「環境人文書」である。 サンデー・タイムズベストセラー/ジョン・バロウズ賞受賞/英国王立文学協会オンダーチェ賞最終候補…各方面から大絶賛! 戦争の緩衝地帯、かつての産業の衰退地、放射能汚染地域、災害跡地…人間が見捨てた土地は、 実際にはリセットされた大地で自然が新しい環境として遷移し、地球上のほかのどのエリアとも異なる豊かな場所となっていた。 世界中の荒廃し果てた土地を訪ね、自然の回復・新生の実態を追った、人間中心主義以降の時代の、 環境人文学の最先端を行く野心作。 「二年間かけて、最悪のことが起きてしまった場所を旅した。戦争、原子炉のメルトダウン(炉心溶融)、自然災害、砂漠化、毒化、放射能汚染、経済崩壊に見舞われた風景である。世界の最悪の場所ばかりを次々に並べる本書は暗黒の書というべきかもしれない。しかし実のところ、本書は救済の書なのである……ある場所が見違えるほど変わってしまい、すべての望みが絶たれたように見えるとき、どのようにして別の種類の生命の可能性を育むのだろうか。」 (本書より) ●目次 第一部:人間のいない間に 第一章 荒地:スコットランド、ウエスト・ロージアンのファイブ・シスターズ 第二章 無人地帯:キプロスの緩衝地帯 第三章 旧農地:エストニア、ハリュ 第四章 核の冬:ウクライナ、チョルノービリ 第二部:残る者たち 第五章 荒廃都市:アメリカ合衆国、ミシガン州デトロイト 第六章 無秩序の時代:アメリカ合衆国、ニュージャージー州、パターソン 第三部:長い影 第七章 不自然な淘汰:アメリカ合衆国、スタテンアイランド、アーサー・キル 第八章 禁断の森:フランス、ヴェルダン、ゾーン・ルージュ 第九章 外来種(エイリアン)の侵略:タンザニア、アマニ 第一〇章 ローズコテージへの旅:スコットランド、スウォナ島 第四部:エンドゲーム 第一一章 啓示:モンセラトの首都 プリマス 第一二章 大洪水と砂漠:アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ソルトン湖 著者について カル・フリン(Cal Flyn) 作家・ジャーナリスト。サンデー・タイムズ紙とデイリー・テレグラフ紙の記者であるほか、ザ・ウィーク誌の寄稿編集者でもある。オックスフォードのレディ・マーガレット・ホールで実験心理学の修士号を取得。著書にオーストラリアの植民地問題を扱った「Thicker Than Water」がある。 木高 恵子(きだか・けいこ) 淡路島生まれ、淡路島在住のフリーの翻訳家。短大卒業後、子ども英語講師として小学館ホームパルその他で勤務。その後、エステサロンや不動産会社などさまざまな職種を経て翻訳家を目指し、働きながら翻訳学校、インタースクール大阪校に通学し、英日翻訳コースを修了。訳書に『ビーバー: 世界を救う可愛いすぎる生物』(草思社)がある。 出版社 : 草思社 発売日 : 2023/5/1 言語 : 日本語 単行本 : 400ページ ISBN-10 : 4794226470 ISBN-13 : 978-4794226471 寸法 : 14 x 3.3 x 19.3 cm
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美しき小さな雑草の花図鑑
¥1,760
多田 多恵子 (著), 大作 晃一 (写真) 史上最高に美しい雑草の花図鑑。雑草はこんなにも美しい! ページいっぱいに拡大された数ミリから数センチの小さな雑草の花々を、まるでルーペで観察しているかのように楽しめる! 雑草が芸術作品に思えるアートな雑草図鑑です。 身近な雑草約100種類を掲載、超拡大した花の写真をメインに、やさしく楽しい語り口で人気の植物学者多田多恵子先生が素敵な文章を添えています。 「ありふれたつまならいものだと思っていたものでも、子どもといっしょに虫めがねでのぞいてみましょう。(中略) いろいろな木の芽や花の蕾、咲きほこる花、それから小さな小さな生きものたちを虫めがねで拡大すると、思いがけない美しさや複雑なつくりを発見できます。それを見ていると、いつしかわたしたちは、人間サイズの尺度の枠から解き放たれていくのです。」~レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』(新潮社、上遠恵子訳)より まさにこのセンスオブワンダーを実感できるのが、本書です。 ●黄色い花 セイヨウタンポポ、ハハコグサ、チチコグサ、コセンダングサ、コメナモミ、コナスビ、カタバミ、ヘビイチゴ、コモチマンネングサ、ウマノアシガタ、キツネノボタン キクのなかま大集合! マツヨイグサのなかま大集合! 花のつくり 雑草の咲く庭 ●白い花 ヤブジラミ、ハルジオン、ヒメジオン、ハキダメギク、ヒヨドリジョウゴ、ヨウシュヤマゴボウ、イタドリ、ハコベ、ナズナ、カラスウリ、シロツメクサ、ユキノシタ、ヒメウズ、コミカンソウ、ドクダミ ハコベのなかま大集合! 花は虫たちのレストラン 草花遊び1楽しみ方は無限大! ●青・紫色の花 アメリカオニアザミ、キキョウソウ、ヤナギハナガサ、トキワハゼ、ムラサキサギゴケ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ツタバウンラン、オオイヌノフグリ、ワルナスビ、キュウリグサ、スミレ、ムラサキケマン、ツユクサ 唇のような形の花大集合! 葉っぱはふさふさ?ちくちく? 草花遊び2籠を編む ●赤色の花 ガガイモ、ヘクソカズラ、ムシトリナデシコ、ミズヒキ、イヌタデ、ヒメツルバ、スイバ、ユウゲショウ、アメリカフウロ、ムラサキツメクサ、カラスノエンドウ、ヌシビトハギ、アレチヌスビトハギ、クズ、ツルボ、ニワゼキショウ、ネジバナ 変ダネ!すごいんダネ! エディブル雑草 雑草を食べる ●緑・茶色の花 チドメグサ、ヨモギ、オオブタクサ、オオバコ、ヘラオオバコ、ヤエムグラ、イノコヅチ、トウダイグサ、オオニシキソウ、カラムシ、ヤブガラシ、チジミザサ、ウマノスズクサ イネ科の花大集合! ミクロの世界を観察する方法 ヘルシー雑草 日本のハーブ 野原や公園、自宅の庭で雑草を探してみよう。 雑草はあなたのすぐ近くで暮らしています。田畑やその周り、野原や道端の草むら、公園の植え込みや芝生の間、庭の片隅、プランターや植木鉢の端っこ。道路のアスファルトの小さな割れ目からも雑草は花を咲かせます。 雑草を探してみましょう。季節によって見られる花は違います。早春に咲き出すオオイヌノフグリ、初夏に咲くネジバナ、季節の出会いにワクワクします。 場所によっても雑草の種類は違います。野原、道端、公園、庭など場所を変えてみましょう。反対に同じ場所でずっと見ていると、成長のようすや季節の変化がよくわかります。 名前がわからない植物は、写真を撮るか、新聞紙にはさんで押し葉にしておくと、人に聞いたり図鑑で調べたりできますよ。 さあ、外に出かけましょう。小さな花があなたを待っています。 出版社 : 山と渓谷社 発売日 : 2018/2/2 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 168ページ 寸法 : 15.2 x 1.6 x 16 cm
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「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室
¥1,980
鎌田浩毅 (著) 東日本大震災によって日本列島は地震や火山噴火が頻発する「大地変動の時代」に入った。その中で、地震や津波、噴火で死なずに生き延びるためには「地学」の知識が必要になる。 本書は、京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏を著者にした、最先端で、もっとも分かりやすくて、もっとも面白い地学入門。これまでの著者の経験・知見を活かし、授業スタイルの語り口で、熱意を込めたライブ感を出しながら地学の知見を明快に伝える一冊となる。 著者について (かまた・ひろき)。京都大学名誉教授、京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授、京都大学経営管理大学院客員教授。1955年東京生まれ。東京大学理学部地学科卒業。通産省(現・経済産業省)を経て、97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学、地球科学、科学コミュニケーション。京大の講義「地球科学入門」は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。火山研究のほか、科学をわかりやすく伝える「科学の伝道師」。「情熱大陸」、「世界一受けたい授業」などテレビ出演も多数。日本地質学会論文賞受賞。 出版社 : ダイヤモンド社 発売日 : 2025/2/18 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 448ページ 寸法 : 18.8 x 13 x 2 cm
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クリエイティブデモクラシー 「わたし」から社会を変える、ソーシャルイノベーションのはじめかた
¥3,080
一般社団法人 公共とデザイン (著) 民主主義とソーシャルイノベーションについての「デザイン書」 本書は、行政でのイノベーションラボ立ち上げや、地方自治体・企業・住民とともに社会課題に向けた共創に取り組む「一般社団法人 公共とデザイン」が案内する、自分の足元から社会変革への第一歩を踏み出すための思考と実践の手引きです。 他者と出逢い、対話し、関わり合うなかで生まれる自身の衝動や好奇心を表現した活動(ライフプロジェクト)を通じて、オルタナティブな民主主義のかたち「クリエイティブデモクラシー」へと至る道筋を示します。 国内外20の事例を掲載。パーソンセンタード・リビングラボ「大牟田未来共創センター(ポニポニ)」、デザイン思想家エツィオ・マンズィーニのインタビューも収録。 【目次】 はじめに CHAPTER 1 クリエイティブデモクラシー 1-1 デモクラシーの危機とはわたしの危機でもある 1-2 わたしの生き方と民主主義 1-3 クリエイティブデモクラシーとは何か:民主主義と創造性 1-4 クリエイティブデモクラシーとは何か:活動・実験としての民主主義 1-5 クリエイティブデモクラシーとは何か:プロジェクト型の民主主義 CHAPTER 2 ソーシャルイノベーション 2-1 ソーシャルイノベーションとは何か 2-2 デザインとソーシャルイノベーション:社会のリデザインに向けて 2-3 本書におけるソーシャルイノベーションの再定義 2-4 「わたしたち」から始まるソーシャルイノベーション 2-5 ソーシャルイノベーションの発展過程 Chapter 3 イネーブリング・インフラストラクチャ 3-1 人々を「可能にする」インフラストラクチャ 3-2 専門家デザイナーの役割:共通言語としてのカタチづくり 3-3 専門家デザイナーの役割:実験的な文化を醸すためのプロトタイピング 3-4 専門家デザイナーの役割:他者と出逢うためのうつわを編む 3-5 可能にするためのエコシステム構築に向けて 「わたし」から始まる、クリエイティブデモクラシー CHAPTER 4 ケーススタディ 4-1 日常生活のコミュニティ 4-2 うつわとしての行政府 4-3 企業 4-4 マルチセクター インタビュー 1 大牟田未来共創センター(ポニポニ) インタビュー 2 エツィオ・マンズィーニ 著者3人による、もやもや鼎談 出版社 : ビー・エヌ・エヌ 発売日 : 2023/10/25 言語 : 日本語 単行本 : 320ページ
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花のように、自然の中に 江戸の空には鴇(トキ)が飛んでいた
¥2,200
大川公一 (著) 穏やかでやわらかい倫理 日本の芸術を研究してみると、あきらかに 賢者であり哲学者であり知者である人物に出合う。 彼はただ一茎の草の芽を研究しているのだ。 彼ら自らが花のように、自然の中に生きていく―― (ゴッホの手紙、テオドル宛より) 少年時代に経験した自然の豊かさと 青年時代に抱いた日本の西欧型近代化への疑念 それは一つの大きな問いとなって 文学、美術、哲学・思想、歴史、宗教学、民俗学、 文化人類学、考古学等、多岐に渡る書物を繙かせた。 長年の誠実な思索が、読者に幸せに生きる糸口を提供する 著者について 1947(昭和22)年、静岡県伊豆の国市に生まれる。東京大学文学部国文学科卒業。 著書に『竹林の隠者 富士正晴の生涯』(影書房)、『攻めダルマ蔦さん 池田高校・蔦文也監督遠望』(アーバンプ出版センター)、『無欲越え 熊谷守一評伝』(求龍堂)、『青春小諸義塾 サムライ教師と未来の学校』(信濃毎日新聞社)がある。 出版社 : 未知谷 発売日 : 2022/12/12 単行本 : 184ページ
