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子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫)
¥880
高橋 和巳 (著) 「泣きながら一気にページをめくったあの日を忘れることはできません」。 ひとりの読者の感想から広がり、子育てに悩む女性たちの間で話題に。 子は、親が大好きだ。 かつて子どもだったあなたへ、子育て中のあなたへ。 どの子も親が大好きで、「自分が役に立っているだろうか」「必要とされているだろうか」と考えている。しかし思春期になり、親から逃れようとする心と、従おうとする心の葛藤に悩み「心の病」になってしまう。真の解決は、親が子を救い出すのではなく、子に親が救われるのだと分かった時に訪れる。「引きこもり」や「拒食症」で悩む多くの子どもたちに向き合い、心の声に耳を傾けてきた著者が綴る、あなたの子どもと、かつて子どもだった親を救う本。 【目次】 プロローグ 心の「宇宙期」 第1章 息子は親を救うために引きこもった 1 学童期は親の生き方をまるごと取り入れる 2 反抗期の激しさは、親が教えた「心の矛盾」に比例する 3 「ママの苦しみをとるために僕は不登校になった」 4 親の老後が心配なので、僕は三二歳で引きこもった 第2章 娘の摂食障害が、母親の人生を回復させた 1 拒食症は「我慢が第一」という生き方の結果 2 互いの我慢がとれて、母と娘の人生が回復する 第3章 虐待されて育った子は「善と悪が逆」になっている 1 虐待を受けて育った母が、子どもを追いつめる 2 虐待が止まらないのは心理システムが逆転しているから 第4章 親とのつながりを持てなかった子の不思議な訴え 1 親とのつながりを持てないと世界は希薄化する 2 この世界での解決は、「親と出会う」前に戻ること 第5章 心の発達段階の最後、「宇宙期」とは何か 1 生きている実感がある、ない、の違い 2 成人期の先、「宇宙期」を推測する 3 「この世界」から離れ、「宇宙期」へと至る心のプロセス エピローグ 著者について 高橋 和巳(たかはし・かずみ):精神科医。医学博士。1953年生まれ。福島県立医科大学卒業後、東京医科歯科大学神経精神科に入局。大脳生理学・脳機能マッピング研究を行う。都立松沢病院で精神科医長を退職後、都内でクリニックを開業。カウンセラーの教育にも熱心で、スーパーヴィジョンを行っている。著書に『「母と子」という病』(ちくま新書)、『子は親を救うために「心の病」になる』『人は変われる』(ちくま文庫)、『新しく生きる』『楽しく生きる』(共に三五館)等がある。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2014/4/9 言語 : 日本語 本の長さ : 288ページ 寸法 : 10.7 x 1.2 x 14.8 cm
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本を読んだら散歩に行こう
¥792
SOLD OUT
村井 理子(著) 実兄の突然死をめぐる『兄の終い』、認知症の義母を描く『全員悪人』、壊れてしまった実家の家族について触れた『家族』。大反響のエッセイを連発する、人気翻訳家の村井理子さん。認知症が進行する義母の介護、双子の息子たちの高校受験、積み重なりゆく仕事、長引くコロナ禍……ハプニング続きの日々のなかで、愛犬のラブラドール、ハリーを横に開くのは。読書家としても知られる著者の読書案内を兼ねた濃厚エピソード満載のエッセイ集。 「本は私が必要とするそのときまで、じっと動かず、静かにそこで待っていてくれる。人間は信用できない。信用できるのは、本、それから犬だけだ」(本書「はじめに」より一部抜粋) 以下、目次一部。 突然死した兄の汚部屋の饒舌さ/本とともにやってきたはじめての本気の恋/お弁当時間、女子中学生の憂鬱/金色の目をした黒猫の残像/母の葬儀は、本人希望のレディースセット/十回目の三月十一日に愛犬の横で流す涙/焼酎4リットルパックが伝える兄の最期のメッセージ/実家から去っていった大切なペットたち/中学三年受験生の悩める母の夏/夫の両親に贈った大型テレビの行く末/仕事のやる気スイッチを押した最恐物件/四十代とは違う五十代の本当の恐ろしさ/流れの速い川を進む兄と、母の叫び声/認知症進行中の義母の舌に残る菓子の味/実兄よりも兄として慕った音信不通のままの男性/義両親と過ごす修行を経て戻った大好きな正月……他、全40章。 著者プロフィール: 1970年、静岡県生まれ。翻訳家、エッセイスト。琵琶湖のほとりで、夫、双子の息子、愛犬と暮らす。訳書に『家が好きな人』『エデュケーション』など多数。著書に『自由な不自由』『いらねえだろ』『家族』などがあり、自身の生活を率直に綴るスタイルで多くのファンを持つ。 登録情報 出版社 : 集英社 発売日 : 2022/6/24 言語 : 日本語 本の長さ : 232ページ 寸法 : 13.1 x 1.9 x 18.8 cm
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生きるぼくら (徳間文庫)
¥990
原田マハ (著) いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。 頼りだった母が突然いなくなった。 残されていたのは、年賀状の束。 その中に一枚だけ記憶にある名前があった。 「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」 マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科へ向かうと、 予想を覆す状況が待っていたーー。 人の温もりにふれ、米づくりから、 大きく人生が変わっていく。 著者について 原田マハ(ハラダマハ):1962年、東京生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年独立後フリーランスのキュレーターとして活躍。05年、「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞。著書に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『あなたは、誰かの大切な人』『異邦人』『モダン』『ラブコメ』(共著)などがある。 出版社 : 徳間書店 発売日 : 2015/9/4 言語 : 日本語 本の長さ : 432ページ 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.7 cm
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岩波文庫的 月の満ち欠け
¥935
佐藤 正午 (著) あたしは、月のように死んで、生まれ変わる――この七歳の娘が、いまは亡き我が子? いまは亡き妻? いまは亡き恋人? そうでないなら、はたしてこの子は何者なのか? 三人の男と一人の女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく、この数奇なる愛の軌跡。プロフェッショナルの仕事であると選考委員たちを唸らせた第一五七回直木賞受賞作、待望の文庫化。(特別寄稿:伊坂幸太郎) 著者について 佐藤正午(さとう しょうご) 1955年8月25日,長崎県佐世保市生まれ.北海道大学文学部中退.1983年,『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞を受賞.2015年『鳩の撃退法』(小学館,2014年)で第6回山田風太郎賞を受賞.2017年,本作で第157回直木賞を受賞. ほかに『5』(角川文庫),『身の上話』(光文社文庫),『アンダーリポート/ブルー』(小学館文庫),『小説家の四季』(岩波書店),『小説の読み書き』(岩波新書)など. 出版社 : 岩波書店 発売日 : 2019/10/5 言語 : 日本語 本の長さ : 410ページ 寸法 : 10.5 x 1.6 x 14.8 cm
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積読こそが完全な読書術である (ちくま文庫)
¥990
永田 希 (著) まずはこの本を読んで、堂々と本を積もう。 うしろめたさを乗り越え、情報の濁流に抗う読書論! 解説:三宅香帆 千葉雅也氏 推薦 「読まずに積んでよい。むしろそれこそが読書だ。人生観を逆転させる究極の読書術!」 読めないことにうしろめたさを覚える必要などない──情報が濁流のように溢れかえり、消化することが困難な現代において、充実した読書生活を送るための方法論として本書では「積読」を提案する。原理的に「完読不可能」である矛盾を内包する書物という存在を前に、人はいかに読書するのか。「ファスト思考の時代」に対抗する知的技術としての積読入門! 【目次】 はじめに 第一章 なぜ積読が必要なのか 情報の濁流に飲み込まれている 読書とは何だったろうか 情報の濁流のなかのビオトープ 蔵書家が死ぬとき、遺産としての書物 第二章 積読こそが読書である 完読という叶わない夢 深く読み込むことと浅く読むこと ショーペンハウアーの読書論 「自前」の考えを作る方法 第三章 読書術は積読術でもある 一冊の本はそれだけでひとつの積読である 読めなくていいし、読まなくてもいい 本を読まない技術 積読のさらなるさまざまな顔 第四章 ファスト思考に抗うための積読 デジタル時代のリテラシー 書物のディストピア 積読で自己肯定する おわりに 解説 さあ、混沌を生きましょう 三宅香帆 著者について 永田 希(ながた・のぞみ)著述家、書評家。1979年、アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。書評サイト「Book News」主宰。本書『積読こそが完全な読書術である』でデビュー。その他の著書に『書物と貨幣の五千年史』(集英社新書)、『再読だけが創造的な読書術である』(ちくま文庫、近刊)がある。2024年12月に急逝。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2026/4/11 言語 : 日本語 本の長さ : 256ページ 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.1 cm
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死ぬ瞬間 死とその過程について
¥1,430
エリザベス・キューブラー・ロス (著) 死とは、長い過程であって特定の瞬間ではない―― 人生の最終段階と、それにともなう不安・怒り・恐怖・希望……。二百人にのぼる患者に寄り添い、直接聞きとった“死に至る"人間の心の動きを研究した、画期的な書。 人は死を前に、何を見、何を思い、何を考えるのか? 死は誰にも平等に訪れるものです。それゆえ、古来、人は死を恐れ、「死を思う」ことで自らの存在を見つめてきました。現代においても、未知の感染症の拡大で、死の恐怖を身近に感じる事態が起こります。 本書は、半世紀以上前に、死を迎えつつある人の心の動きを、二百人におよぶ患者の聞き取りで解明しようとしたものです。自分や周囲の人の死をどう受け容れるか。死について考えるとき、道しるべとなる一冊です。 【目次】 謝 辞 はしがき 1 死の恐怖について 2 死とその過程に対するさまざまな姿勢 3 第一段階 否認と孤立 4 第二段階 怒り 5 第三段階 取り引き 6 第四段階 抑鬱 7 第五段階 受容 8 希 望 9 患者の家族 10 末期患者へのインタビュー 11 死とその過程に関するセミナーへの反応 12 末期患者の精神療法 訳者あとがき 参考文献 著者について エリザベス・キューブラー・ロス 精神科医。一九二六年、スイスのチューリヒに生まれる。チューリヒ大学に学び、一九五七年学位取得。その後渡米し、ニューヨークのマンハッタン州立病院、コロラド大学病院などをへて、一九六五年シカゴ大学ビリングズ病院で「死とその過程」に関するセミナーをはじめる。一九六九年、『死ぬ瞬間』を出版して国際的に有名になる。著書多数。二〇〇四年、死去。 鈴木晶 一九五二年、東京生まれ。東京大学文学部ロシア文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期修了。現在、法政大学国際文化学部教授。専攻は文学批評、精神分析学、舞踊史。著書に『フロイト以後』(講談社現代新書)『ニジンスキー 神の道化』(新書館)ほか多数。訳書にフロム『愛するということ』(紀伊國屋書店)、ゲイ『フロイト』(みすず書房)ほか多数。 出版社 : 中央公論新社 発売日 : 2020/1/21 言語 : 日本語 本の長さ : 472ページ 寸法 : 10.8 x 1.9 x 15.3 cm
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読んでいない本について堂々と語る方法
¥1,045
ピエール・バイヤール (著), 大浦 康介 (翻訳) 読んでいない本についても自信を持って語る方法を提案する指南書。 『読んでいない本について堂々と語る方法』は、全ての本を読むことが不可能である現代の教養人にとって、いかに本の内容を知らなくともその全体像の中で自分の位置を把握し、文脈を理解することが重要かを説いたフランスのベストセラーです。本書は、読書に関するコンプレックスを解消し、自己表現を促進するための有益なガイドです。 ピエール・バイヤール パリ第8大学教授。文学を精神医学に応用する「応用文学」の提唱者であると同時に、分析療法の実践家でもある。『アクロイドを殺したのはだれか』など、著書多数。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2016/10/6 言語 : 日本語 本の長さ : 304ページ 寸法 : 10.7 x 1.3 x 14.8 cm
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舟を編む (文庫) 限定ブックカバー(単行本デザイン仕様)
¥880
三浦しをん (著) 出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作! 出版社 : 光文社 発売日 : 2015/3/12 言語 : 日本語 文庫 : 352ページ ISBN-10 : 4334768806 ISBN-13 : 978-4334768805 寸法 : 10.5 x 1.4 x 15.2 cm
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宮地尚子『傷のあわい』(文庫本)
¥880
「傷を愛せるか」「傷つきのこころ学」も同時発売中です。 宮地尚子 (著) 『傷を愛せるか』の原点ともいえる作品で、若き日の著者がアメリカ・ボストンで、現地に住む日本人たちに行ったインタビュー(エスノグラフィ)に基づいています。 核心となるメッセージ: 「あわい(間)」に生きる人々の揺らぎを描いています。 生と死、子どもと大人、異国と母国など、境界線上で不安定な状態にある人々の 「傷つき」に焦点を当てています。 主な内容: 何者かになろうと海を渡った青年、夫の転勤で渡米した女性など、異文化の中でアイデンティティが揺らぐ人々の語り。 「社会選択説(脆弱な人が移動する)」と「社会起因説(環境が人を傷つける)」という視点。 傷なのか傷でないのか判別しがたい「濃淡」や、後からじわじわとくる痛みの正体。 特徴: 「精神科医対患者」という立場ではなく、同じ土地に 住む一人の人間として耳を傾けた記録であり、 客観的でありながら温かい距離感が保たれています。 --------------------------------------------------------------- たゆたい、ぶつかり、たじろぎ、 傷つきに揺れながら生きる 『傷を愛せるか 増補新版』の著者の原点となるエスノグラフィ 米国で何者かになろうと海を越えた青年、夫の海外転勤に合わせて渡米した女性、人生に詰んで海外へ拠点を移した男性──。異国の地で、不安定さや傷つきに揺れながらも、そのとき成しえる最良の力で人生にぶつかっていく。その語りに、若き日の著者が耳を傾け、生きるということを同じ目線で考えた記録。 解説 奈倉有里 【目次】 文庫版まえがき はじめに 孤独の物語 アメリカン・ドリーム 移民候補生 リミナリティ PTSD(前編) PTSD(後編) ステレオタイプ 恋愛と結婚 邦人援護 二〇歳の人生落伍者 謎の女 パレスチナ レクイエム GOOD BYE=THANK YOU あとがき 解説 ひとりひとりの顔が見える 奈倉有里 著者について 宮地 尚子(みやじ・なおこ):一橋大学大学院社会学研究科特任教授。専門は文化精神医学・医療人類学・トラウマとジェンダー。精神科の医師として臨床をおこないつつ、研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。主な著書に『傷を愛せるか 増補新版』(ちくま文庫)、『トラウマ』(岩波新書)、『ははがうまれる』(福音館書店)、『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房)、『傷つきのこころ学』(NHK出版)がある。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2025/4/12 言語 : 日本語 本の長さ : 256ページ 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.1 cm
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ヤンキーと地元 解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち (ちくま文庫)
¥990
打越正行 (著) 暴走族のパシリから始まった沖縄のフィールドワーク、10年超の記録。 第6回沖縄書店大賞沖縄部門大賞受賞、各紙書評で絶賛の話題書、待望の増補文庫化! 路地裏で、基地のネオンの道の片隅で、暗いコンビニの駐車場で、 バイクを止めて、彼らの言葉を拾う。 それは暴力以前にあったお話、掟を生きる前の傷みの話でもある。 掟がなぜ作られたのか、掟の外部はあるのか、 夜の街で拾われた言葉から考えたい。 ――上間陽子(教育学者) バイクのうなり、工事現場の音、キャバクラの笑い、深夜のコンビニ前のささやき。 本書を満たす音をどう聞き取るのが「正しい」のかは、まだ決まっていない。 ――千葉雅也(哲学者) 解説 岸政彦 生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、一人の若者。その出会いを原点に、沖縄の若者たちをめぐる調査は始まった。暴走族のパシリとなり、建設現場で一緒に働き、キャバクラに行く。建設業や性風俗業、ヤミ仕事で働く若者たちの話を聞き、ときに聞いてもらう。彼らとつき合う10年超の調査から、苛酷な社会の姿が見えてくる──。補論を付した、増補文庫版。 「沖縄で出会ったヤンキーの拓哉は、「仕事ないし、沖縄嫌い、人も嫌い」と、吐き捨 てるように言った。沖縄の若者が生まれ故郷を嫌いだとはっきり言うのを初めて聞いた ので、私は驚いた。彼が嫌いな沖縄とはなんなのか。そもそも、彼はどんな仕事をし、 どんな毎日を過ごしているのか。そうしたことを理解したいと私は思った。10年以上 にわたる沖縄での調査の原点は、そこにあった。」(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 第一章 暴走族少年らとの出会い 1 広島から沖縄へ 2 拓哉との出会い 3 警官とやり合う 第二章 地元の建設会社 1 裕太たちとの出会い 2 沖組という建設会社 3 沖組での仕事 4 週末の過ごし方 5 沖組を辞めていった若者たち 6 沖組という場所と、しーじゃとうっとぅ 第三章 性風俗店を経営する 1 セクキャバ「ルアン」と真奈 2 「何してでも、自分で稼げよ」 ―― 洋介の生活史 3 風俗業の世界へ 4 「足元を見る」ということ 5 風俗経営をぬける 6 性風俗店の経営と地元つながり 第四章 地元を見切る 1 地元を見切って内地へ ―― 勝也の生活史 2 鳶になる 3 和香との結婚、そして別れ 4 キャバクラ通い 5 地元のしーじゃとうっとぅ 6 キセツとヤミ仕事 7 鳶を辞め、内地へ 第五章 アジトの仲間、そして家族 1 家出からアジトへ ―― 良夫の生活史 2 「自分、親いないんっすよ」 ―― 良哉の生活史 3 夜から昼へ ―― サキとエミの生活史 おわりに あとがき 補論 パシリとしての生きざまに学ぶ ―― その後の『ヤンキーと地元』 1 パシリとして生きる 2 パシリとしての参与観察 3 フィールドへ 解説 打越正行という希望 岸政彦 著者について 打越 正行(うちこし・まさゆき):1979年生まれ。社会学者。首都大学東京人文科学研究科にて博士号(社会学)を取得。現在、和光大学現代人間学部専任講師、特定非営利活動法人 社会理論・動態研究所研究員。共著に『最強の社会調査入門』(前田卓也ほか編著、ナカニシヤ出版、2016年)、『地元を生きる――沖縄的共同性の社会学』(岸政彦ほか編著、ナカニシヤ出版、2020年)などがある。2024年12月9日急性骨髄性白血病のため死去。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2024/11/9 言語 : 日本語 文庫 : 368ページ 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.4 cm
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比叡山 (講談社学術文庫)
¥1,430
景山 春樹 (著), 井上 章一 (解説) その山のふもとに生まれ育ち、少年のころから、あらゆる小路を幾度となく歩いては、様々な風景を目にしてきた、著者にとっての母なる山・比叡山。 歴史を学んだのち、再び同じ路をたずね、峠を越え、川を渡りながら、仏教美術学者はあることに気づく。自然の山、川、その位置を度外視して、決して歴史は考えることができないのだとーー。 天台法華宗の根本道場にして、学山として数多くの高僧を輩出した比叡山。 その3塔16谷の霊谷を案内しつつ、歴史地理というユニークな観点から、1200余年にわたる叡山の宗教と歴史をひもとく! 著者について かげやま・はるき 1916年滋賀県生まれ。神道・仏教美術学者。帝塚山大学教授。木下美術館長。國學院大学文学部国史学科卒業。京都市教育局学務課、恩賜京都博物館鑑査員を経て、京都国立博物館考古室長兼普及室長。『神道美術の研究』を國學院大學に提出して文学博士の学位を取得。著書に、『神道美術の研究』『史蹟論攷』『近江路:史跡と古美術の旅』『神道の美術』『神体山』『神像』『比叡山と高野山』『舎利信仰 その研究と史料』,共編著に『鎌倉』『日吉』など。1985年没。 井上章一(いのうえ・しょういち) 国際日本文化研究センター 所長・教授。国際日本文化研究センター 所長・教授。風俗史家。京都大学大学院 工学研究科建築学専攻修士課程修了。『狂気と王権』『南蛮幻想:ユリシーズ伝説と安土城』『京都ぎらい』『京都まみれ』など著書多数。 出版社 : 講談社 発売日 : 2025/8/12 言語 : 日本語 文庫 : 256ページ 寸法 : 10.7 x 1.2 x 14.8 cm
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【2時間ノンストップ!】ババヤガの夜
¥748
一度読み始めたらこの小説は最後までイッキ読み必死です。 中毒性高めのバイオレンス・アクション。 でも読後は胸が締め付けられるぐらい切ない。 すごすぎました・・・(店主) 王谷 晶(著) これはもう、事件です。 日本人作家として初めて、世界最高峰のミステリー文学賞〈ダガー賞〉を受賞した一冊。 しかも選ばれたのは“翻訳部門”。 つまり、物語の暴力性も、湿度も、倫理の歪みも、ぜんぶ「世界に通用してしまった」。 暴力、支配、連帯、そして女たちの怒り。 読み心地は決してやさしくない。でも、目を逸らすこともできない。 静かに、確実に、読者の倫理を揺さぶってくる小説です。 「面白い」だけでは終わらせてもらえない。 文庫で読める今こそ、手に取ってほしい一冊。 暴力団の世界を背景に、支配と服従、友情と裏切りが交錯する濃密な物語。 異様な緊張感と鋭い心理描写で描かれるのは、逃げ場のない世界で生き延びようとする女たちの姿。 日本文学の枠を超え、海外でも高く評価された理由が、ページをめくるごとに明らかになります。 世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション! 「めちゃくちゃブッ飛んでて最高に血まみれ、これはヤバかった! 『キル・ビル』とか『ジョン・ウィック』っぽい雰囲気の本を探してるなら、もうこれ一択」 ——@thespookybookclub 「怒り、ユーモア、スリル満載」― The Times紙 「激しい暴力と素晴らしい優しさが交互に訪れる」― The Guardian紙 「女の力を描いた、シャープでストイックな物語」― Los Angeles Times紙 「手に汗握る、壊れないスリラー」― Tokyo Weekender 「優しくも怒りに満ちたこの犯罪サーガは、オオタニの次作を待ち望まずにいられない」― Publishers Weekly 暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。 著者について 王谷 晶(おうたに・あきら) 1981年生まれ。小説家。 暴力やジェンダー、権力構造を主題に、鋭く切り込む作風で注目を集める。 本作『ババヤガの夜』で、ダガー賞翻訳部門を受賞し、国際的評価を決定づけた。 出版社 : 河出書房新社 発売日 : 2023/5/9 言語 : 日本語 ペーパーバック : 208ページ 寸法 : 10.7 x 1.2 x 14.9 cm
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松本隆 言葉の教室 (ちくま文庫)
¥880
「風をあつめて」「木綿のハンカチーフ」「ルビーの指環」「赤いスイートピー」…。 私たちの心の中に、いつのまにか「ポケットいっぱいの」思い出の言葉を忍ばせてくれた、稀代の作詞家・松本隆さん。 この本は、そんな松本さんが教える「日本語の秘密」についての、まさに「言葉の教室」です。 表紙には、詩人の最果タヒさんによる 「どんな美しい言葉も、一人の人が人生の断片と呼べる瞬間に紡いだものなのだ、ということが、私には奇跡に思える。」 という言葉が寄せられています。 (本当に、その通りですよね…!) 彼が紡いできた言葉たちが、 どうやって生まれ、なぜ私たちの心を掴んで離さないのか。 その秘密を、そっと覗き見ることができるような一冊です。 言葉を大切にするすべての方へ。 そして、松本隆さんの歌詞で大人になった、すべての方へ。 『ミュージック・マガジン 松本隆 特集号』や『ユリイカ』と あわせて読むと、より深く、その世界に浸れること間違いなしです!ぜひ、お手元に。 延江 浩 (著) 作詞活動55周年記念 文庫化 夕日を言葉にしてごらん 世界が一変するよ――松本隆 風をあつめて/木綿のハンカチーフ/ルビーの指環/SWEET MEMORIES/赤いスイートピー/君は天然色/硝子の少年/瑠璃色の地球……etc. 稀代の作詞家が教える日本語の秘密 松本隆による延江浩追悼『さよなら、我が友よ』/伊藤比呂美 解説「答えを見つけて書く」 「どんな美しい言葉も、一人の人が人生の断片と呼べる瞬間に紡いだものなのだ、ということが、私には奇跡に思える。」最果タヒ 「歌の中で「です」は他の言葉から切り離され、意味のないただの「で」と「す」になって浮遊していったのです。ほんとに驚いた。」伊藤比呂美 本能が薄くなった今こそ、言葉と歌でコミュニケーションを取りたい―― 数々のヒット曲を放った希代の作詞家が公開した日本語へのこだわり。 これまで体験してきたこと全てが表現のもととなること。 視点を意識すること。人を感動させるには、まず自分の心を動かすこと。 松本隆による延江浩への追悼文「さよなら、我が友よ」収録。 著者について 延江 浩(のぶえ・ひろし):1958(昭和33)年東京都生まれ。TFMラジオプロデューサー(「村上RADIO ゼネラルプロデューサー)。国文学研究資料館・文化庁委託事業「ないじぇる芸術共創ラボ」委員。早稲田大学文化推進部参与。小説現代新人賞のほか、手がけたラジオ番組がABU(アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞、放送文化基金賞最優秀賞、日本民間放送連盟賞最優秀賞、JFN大賞を受賞。2025年逝去。著書に『愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家』『小林麻美第二幕』『J』『銀座巡礼 夜のうたかた交友録』などがある。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2025/9/12 文庫 : 192ページ ISBN-10 : 4480440437 ISBN-13 : 978-4480440433 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1 cm
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犬の生活/ヒトデの休日 (河出文庫 )
¥1,078
高橋 幸宏 (著) YMO時代の裏話から、趣味の釣り、酒席でのエピソードまで。自虐的なユーモアから浮かび上がる、世界的音楽家のライフスタイル。 ■名エッセイ『犬の生活』『ヒトデの休日』の2冊を集成し、待望の文庫化! YMO結成から数々のソロ・ワークスへと至る輝かしいキャリア、レコーディングの裏話、趣味の釣り、酒席でのエピソード、幼少時の思い出、そして自身の運命が動いた軽井沢の一日……。自虐てなユーモアに包まれながら浮かび上がる高橋幸宏のパーソナリティとライフスタイル。音楽・映画・ファッションなど、ジャンルを越えて多くの人に愛された高橋幸宏の世界。 ■世界的音楽家・高橋幸宏 1952年、東京都に生まれた高橋幸宏は、学生時代に参加したサディスティック・ミカ・バンド解散後、サディスティックを経て、1978年に細野晴臣、坂本龍一とともにイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成。正確で多彩なドラムに加え、ボーカルとしても特異な存在感を放ち、代表曲「ライディーン」の作曲などを手掛けた。 YMOは国内外の音楽やアート/カルチャーに圧倒的な存在感を残しつつ、83年に「散開」。 ソロとしては78年の『Saravah!』から2013年の『LIFE ANEW』まで21枚のオリジナル・アルバムを発表し、併行して鈴木慶一とのTHE BEATNIKSや、pupa、METAFIVEなどでも精力的に活動。また、ファッション・デザイナーとしても長いキャリアを持っている。2004年、細野晴臣とのSKETCH SHOWに坂本龍一が加わる形になり、以降はYMOの3人がステージに揃うことも。2023年1月11日、没。 ■解説は盟友・細野晴臣 YMOやSKETCH SHOWで活動を共にした細野晴臣が、本書のために文章によるインタビューに答えています。最も近くで活動した細野ならではの知られざるエピソードや愛情に溢れたまなざしは、翻って高橋幸宏の魅力を豊かに伝えてくれます。 ■目次 Ⅰ 犬の生活 青山ロマネコンティ事件/スタジオ・プレーヤーの条件/み~んな嘘つき/危険な磯釣り/ルル/お茶漬の夜/対話Ⅰ/美談では、ある!?/恐怖のお城スタジオ/ディスポーザブル・マインド/青空と大魔神/ビートで行こう!/クリスマス・イブ/寝不足の朝、運動不足の夜/対話Ⅱ/父、ありき/熱川の怪/1988年・夏/浮雲/犬の生活/オレンジ色の港/「あとがき」のようなもの Ⅱ ヒトデの休日 ヒトデたちの休日/やっぱり犬が好き/言葉、その表現についての考察/HOTな夏/フランスの想い出1/フランスの想い出2/フランスの想い出3(番外編)/フランスの想い出4/普通の毎日/ポジティブで行こう/準備万端の落とし穴/マルガリータの夜は更けて/僕が「モデルさん」と呼ばれた日/愛と哀しみのバイオ/石垣はきょうも晴れだった/集中合宿逃亡不可缶詰式レコーディング/料理は愛情/12月に思うこと/あとがきにかえて 解説 大袈裟ではなく「世界一お洒落なミュージシャン」であり、純粋で、優しい心の持ち主。他にいないんです。(細野晴臣) 著者について 高橋 幸宏(たかはし・ゆきひろ) 1952年東京生まれ。78年、細野晴臣・坂本龍一とYMOを結成。内外の音楽やアート/カルチャーに圧倒的な影響を残しつつ83年「散開」。その後もソロやpupa、METAFIVEなどで活躍。2023年没。 出版社 : 河出書房新社 発売日 : 2024/7/8 言語 : 日本語 文庫 : 320ページ ISBN-10 : 4309421210 ISBN-13 : 978-4309421216 寸法 : 10.5 x 1.2 x 14.8 cm
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舟を編む (光文社文庫 み 24-2)
¥682
三浦しをん (著) 出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作! 出版社 : 光文社 発売日 : 2015/3/12 言語 : 日本語 文庫 : 352ページ ISBN-10 : 4334768806 ISBN-13 : 978-4334768805 寸法 : 10.5 x 1.4 x 15.2 cm
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共依存――苦しいけれど、離れられない[新装版] (朝日文庫)
¥858
信田さよ子 (著) DVやアルコール・ギャンブル依存、引きこもりの息子と母、いつもダメ男を選んでしまう女性……。問題を起こす人を抱え込むことは愛であったはずなのに、なぜ事態は悪化してしまうのだろう。家族関係に困ったとき、「共依存」という言葉は解決のためのヒントを与えてくれる。新装版に寄せて、田房永子氏が解説を寄稿。 「愛だったはずなのに、なぜ苦しいのか」への明快な答えがここにある。 <目次より> 第1章 アダルト・チルドレンと共依存 第2章 共依存とケア 第3章 ケアする男たち 第4章 『風味絶佳』は「風味絶佳」だ 第5章 「冬のソナタ」は純愛ドラマか? 第6章 母の愛は息子を救えるか? 第7章 かけがえのなさという幻想 第8章 暴力と共依存 第9章 偽装された関係 出版社 : 朝日新聞出版 発売日 : 2023/6/7 言語 : 日本語 文庫 : 224ページ 寸法 : 0.9 x 10.5 x 14.8 cm
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本は眺めたり触ったりが楽しい (ちくま文庫)
¥880
青山南 (著) 積ん読、音読、拾い読み、索引読み、解説読み。 歩いて読んだり、寝転んで読んだり、バスで読んだり…… 本はどう読んでもいい!( 読まなくてもいい) 名翻訳家/エッセイストによる自由で刺激的な読書エッセイ、待望の文庫化。 積みあげたり、適当に開いたり、声に出して読んだり、ただ手にとって眺めたり……本の読み方に決まりはない、自由にやろう! 本が好きな人は、みんな、いろんなふうに読んでいる。読まずに読む方法を知る人だっている。こころが軽くなり、読書が楽しくなって、もっと本を読みたくなる名著『眺めたり触ったり』が題名をすこし変えて、待望の文庫化。楽しい絵も満載! 「文庫版への追記」もあり。 著者について 青山 南(あおやま・みなみ):1949年、福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト。早稲田大学卒業。著書に『小説はゴシップが楽しい』(晶文社)、『60歳からの外国語修行』(岩波新書)、『ピーターとペーターの狭間で』(ちくま文庫)、『南の話』(毎日新聞出版)、『短編小説のアメリカ52講』(平凡社ライブラリー)ほか。訳書にカルヴィン・トムキンズ『優雅な生活が最高の復讐である』(田畑書店)、ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』(河出文庫)、阿部真理子のイラスト満載のアメリカ現代短編傑作選『世界は何回も消滅する』(筑摩書房)ほかがある。 出版社 : 筑摩書房 発売日 : 2024/2/13 言語 : 日本語 文庫 : 240ページ
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ここだけのごあいさつ (ちいさいミシマ社)
¥1,650
SOLD OUT
三島邦弘 (著) 「ああ、これかも!」 ちいさな組織で「おもしろい」をつづけるために―― 今、感じている「危機」をどうのり超えていけばよいのか? ある出版社の代表がぼろぼろになりながら辿り着いた、「一般論」の向こう側。 5年にわたり書きつづけた自身のテキストを読み返し、 会社を運営する喜び、痛み、気づき、反省、実感…を赤裸々に綴る。 いまの時代を生きる、すべてのちいさな責任者へ。 著者について 三島邦弘(みしま・くにひろ) 1975年、京都生まれ。出版社2社で単行本の編集を経験したのち、2006年10月に単身、株式会社ミシマ社を設立。「ちいさな総合出版社」を標榜し、ジャンルを問わず一冊入魂の本を刊行している。現在は、東京・自由が丘と京都市の2拠点で活動。2019年には新レーベル「ちいさいミシマ社」を始動。著書に『計画と無計画のあいだ』『パルプ・ノンフィクション』(以上、河出書房新社)、『失われた感覚を求めて』(朝日新聞出版)がある。2021年10月より書店と出版社をつなぐ「一冊!取引所」の代表もつとめる。 出版社 : ミシマ社 発売日 : 2023/5/19 文庫 : 256ページ
