about
小さな本屋 新刊&古本&ドリンク販売
営業時間 14-18時
定休日 月・火
福岡市中央区六本松4-4-12 102B
地下鉄七隈線六本松駅下車 徒歩5分
本の仕入れ・店頭企画等ご相談は [email protected] 店主 神田まで
note:https://note.com/hitsuji20xx
X:https://x.com/hon_to_hitsuji
Instagram:https://www.instagram.com/hontohitsuji/
「本と羊」へようこそ。2020年8月に開店いたしました。グラフィックデザイナー夫婦二人で「誰かの背中を少しだけ押せる」ような本をセレクトしています。当店は、「店主」という一人の人間の経験と視点を通して、一冊ずつ選び抜いた本をお届けするセレクト・ブックショップです。私たちが目指すのは、単に本を並べて売ることではありません。 文学、アート、エッセイから、作り手の息づかいが感じられるZINE(リトルプレス)、オリジナルグッズまで。
その一冊が、あなたの日常にそっと寄り添い、時には世界を見る解像度を上げてくれるような、特別な「本との出会い」を創出することです。この広いインターネットの片隅で、あなただけの一冊を見つけるお手伝いができれば幸いです。
「僕が本屋を始めた理由」
僕はもともと、30年以上にわたって東京でグラフィックデザイナーとして働いていました。40代を過ぎた頃から「何のためにデザインをしているのか」という虚無感というか、クライアントの期待に応える日々の中で、何か釈然としないモヤモヤを抱え続けていたんです。「もっと人と直接触れ合える仕事がしたい」そんな思いがずっとありました。出身が大分なので、漠然と「50代半ばまでには九州に戻って何かをしたい」とは考えていました。そんな時、ふと自分の本棚を眺めていて、「本屋なら、この年齢からでも始められるかもしれない」と思いついたんです。
それは「長年の夢だった」という格好のいいものではなくて、むしろデザイナーとしての自分に見切りをつけ、次の人生で「人と触れ合える場所」を作るための手段でした。そこから本屋に関する本を読み漁り、アイデアノートを書き溜め、2018年の秋、53歳で会社員人生に区切りをつけました。そして、妻の実家がある福岡に移住し、この「本と羊」をスタートさせたんです。僕にとってこの店は、単に本を売る場所ではなく、本を介して人と出会い、何かを感じてもらえるコミュニティ・スペースのようなもの。今も「本屋とは何か」を模索し続けています。
