IWAKAN Volume 06 特集 男性制
Andromeda (著), Jeremy Benkemoun (著), Lana Kageyama (著), Yuri Abo (著)
世の中の当たり前に「違和感」を問いかけるマガジン
■IWAKAN Magazine 2020年10月創刊。世の中の当たり前に「違和感」を問いかけることをコンセプトに、「違和感」を抱く人たちに寄り添うインディペンデントマガジンです。違和感には答えがない。でも、私が感じている違和感を誰かと話したい。そんな世の中の当たり前に「違和感」を感じるすべての人たちと共に考え、新たな当たり前を共に創造し提案するためにアートエディトリアルからアカデミックな対話まで網羅し、紙媒体を介して地方でもポップアップを行うなど、ジェンダー、セクシュアリティ、男女二元論への違和感など、広いテーマでユーモラスかつ真剣に向き合っています。
■特集 男性制 今号はジェンダー平等な社会の実現にとって足枷となっている男女二元論や家父長制に基づく「男性らしさ」の存在に意識を向け、固定化されたイメージやプレッシャーから解き放たれるための議論を目指す一冊です。SNSでも話題となった「デートでは男性が奢るべき」といった議論からも垣間見えるように、家父長制に代表される男性優位なシステムに基づく日本社会において、男性の性別役割や「男らしさ」のルールは根強く定着しています。そのシステムを疑うことなく生きられる人もいれば、その呪縛やルールに息苦しさを感じる人もいるでしょう。しかし、男性性はペニスを持つ者だけのものではありません。家父長制に参加させられているために抑圧されている私たちを解放するために、固定化された男性性に「違和感」を問いかけ、進化する時代と社会の中で新たな男性性を探求します。