タゴール・ソングス
佐々木 美佳 (著)
出版社 : 三輪舎
発売日 : 2022/2/28
言語 : 日本語
単行本 : 144ページ
「歌い、そして自分を信じなさい」
タゴールの歌は教えてくれる、
別れ、貧困、矛盾、あらゆる苦境を乗り越える力が、
自分のなかにあることを。
インドとバングラデシュにまたがるベンガルの地に、きびしい現実のなかで息づくタゴールの歌。「詩聖」ラビンドラナート・タゴールが自然、人間の喜び、悲しみ、その内なる力を題材につくった歌は、百年の時を経たいまでも、困難を乗り越える糧になっている。映画『タゴール・ソングス』を監督した佐々木美佳が数年に渡る撮影の旅路で出会った、3人の歌い手をめぐる、もうひとつの『タゴール・ソングス』。
著者について
映画監督、文筆家。1993年、福井県生まれ。東京外国語大学言語文化学部ヒンディー語学科卒業。2020年、ベンガル人のあいだで愛されている、タゴールが作詞・作曲した歌〈タゴール・ソング〉を探しにいくドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』で監督デビュー。2022年にはダッカ国際映画祭に出品。次回作は、日本に住む南アジア出身者がつくるカレーを題材にした長編映画と、タゴールとゆかりのある原三溪と三溪園をテーマにした短編『三溪の影(仮)』を準備中。