【歌集】incomplete album
展翅零 (著)
わたしは生まれたときからさみしかった。
わたしのさみしさは異常で異形で変則的でありふれていて過剰なものだった。
短歌とエッセイ。人生を取り戻すための闘いの日々の記録。
代表歌
「ああまた生殖か 性のあるからだを捨てておれがおまえのコンビニになる」
「たのしかった、っていえばいうほど曲がっててだいじだったっていえばそのまま」
「だいすきはかなしいおかねはむずかしいでも銭湯では髪をくくって」
「ころしたらじんせー返ってくるかしら…あ ともだち カレーたべいく」
「幸のあれ。そしてすべてに価値なかれ。ボウリング場でハイタッチした」
「へいきかなこれからふたり うん、そうだ しあわせはいい へいきかどうか」
【プロフィール】
展翅零(てんし れい)
歌と短歌。時々メイド。
ピアノ声楽教室「蟹座音楽室」主催。国立音楽大学声楽科卒業。
病気により療養中。
出版社 : 点滅社
発売日 : 2023/5/17
言語 : 日本語
単行本 : 168ページ
寸法 : 13 x 1.3 x 18 cm