いとしい小鳥 きいろ 〜博士に奇跡を運んだ小鳥の日々
石津 ちひろ (著), ささめやゆき (イラスト), 富永 敬俊 (その他)
ボルドー第二大学の富永敬俊博士は、ワインの香り研究において世界に先駆け、今後の活躍を期待される日本人だった。しかし08年、博士は53歳の若さで急死してしまう。奇しくもその日は小鳥「きいろ」の命日でもあった。死の1年前、富永博士は絵本作家の石津ちひろに、ある物語の絵本を託していた。それは、自分の研究に大きなヒントを与えた「きいろ」という名の小鳥をめぐる、悲しくも美しいエピソードだった。
※未開封品(シュリンクされています)
石津ちひろ
1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。翻訳家・絵本作家・詩人として活躍。絵本作品に『あしたうちにねこがくるの』『まさかさかさま 動物回文集』ほか多数。
ささめやゆき
1943年東京生まれ。『ガドルフの百合』で小学館絵画賞受賞、『真幸くあらば』で講談社出版文化賞さしえ賞。絵本作品に『あしたうちにねこがくるの』『イワンのばか』ほか多数。
富永敏俊
1955年東京生まれ。白ワイン醸造の権威であるボルドー第二大学醸造学部のドゥニ・デュプルデュー教授に師事。98年に日本人として初めて博士号を取得。2008年、ボルドーにて急逝。
出版社 : 河出書房新社
発売日 : 2013/4/27
言語 : 日本語
単行本 : 48ページ
寸法 : 15.5 x 1.2 x 19.7 cm