新潮2025年2月号

【特集 生誕一〇〇周年 よみがえる三島由紀夫】
◆講演録:平野啓一郎「三島由紀夫の絶望の先へ」
なぜ彼は「天皇陛下万歳」を叫び、割腹自殺を選んだのか。虚無の思想を克服するためのいくつかの問い。
◆論考:井上隆史「『金閣寺』担当編集者の葛藤――菅原國隆宛書簡を読む」
「人間病」の構想が代表作へと結実するまで。作家と編集者の蜜月を証立てる11通の手紙とその後の関係。

◆特別企画1:三島由紀夫への手紙
川本直「拝啓、三島由紀夫」
九段理江「私へ」
佐藤究「残された〈結び目〉の謎」
島田雅彦「「文化の不満」をどう解消するか」
田中慎弥「陳腐な死に方の陳腐でないあなたへ」
中村文則「別の「生を」」

◆特別企画2:三島由紀夫の文
石井遊佳/石沢麻依/市川沙央/伊良刹那/上田岳弘/宇垣美里/大田ステファニー歓人/角幡唯介/黒田夏子/佐伯一麦/向坂くじら/杉本博司/鈴木涼美/先崎彰容/辻原登/豊永浩平/永井みみ/長野まゆみ/乗代雄介/蓮實重彦/東出昌大/古川日出男/宮内悠介/村田沙耶香/森村泰昌/山田詠美/吉田大八

◆随筆
ゴア・ヴィダル「三島の死」(川本直訳)
横尾忠則「創造と礼節」

【創作】
アキール・シャルマ「ナラヤン家の人々」(小野正嗣訳)
小野正嗣「中野家の人々」
米国インド人コミュニティを舞台にした短篇と、それに触発された訳者=小説家からの海を越えたアンサー。
高山羽根子「アンザイレン」
時代とともに変化する登山の倫理。シマモリはネイトウさんをパートナーに、戸山公園で予行演習を試みる。

【ノンフィクション】
島本理生「触れるポートフォリオ(第7回)ディストピアないしはユートピア」

【対談】
平野紗季子×吉本ばなな「食のフィールドワーカー」
飲食店ひとつひとつに、宇宙が丸ごと詰まっている――食いしん坊ふたりが分かち合う、受け身の奇跡!
津村記久子×島田潤一郎「悲しみを乗り越えるために書く」
『うそコンシェルジュ』の執筆背景にあった、幼い頃の疎外感。人生はモテて解決することばかりではない。

【リレーコラム】マーサ・ナカムラ/ゆっきゅん
【エッセイ】小原晩/斎藤環/鈴木ジェロニモ/松田樹/山谷佑介
【書評委員】
高瀬隼子:小池水音『あのころの僕は』
小池水音:ジャン・アメリー『老いについて 反乱と諦念』(初見基訳)
【書評】
石井遊佳:円城塔『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』
石島亜由美:鈴木涼美『不倫論 この生きづらい世界で愛について考えるために』
島口大樹:上田岳弘『多頭獣の話』
鈴木涼美:金原ひとみ『ナチュラルボーンチキン』
砂川文次:石田夏穂『ミスター・チームリーダー』
竹中優子:小川洋子『耳に棲むもの』
豊崎由美:アンドレイ・クルコフ『灰色のミツバチ』(沼野恭子訳)
長瀬海:内村薫風『ボートと鏡』

津村記久子「四人のファーガソンの生涯――ポール・オースター『4321』(柴田元幸訳)を読む」

【連載】
コラム:藤田周/大竹伸朗
評論 :梯久美子/大澤信亮
小説:島田雅彦/宮本輝/重松清

出版社 ‏ : ‎ 新潮社
発売日 ‏ : ‎ 2025/1/7
言語 ‏ : ‎ 日本語
雑誌 ‏ : ‎ 308ページ
寸法 ‏ : ‎ 21 x 14.8 x 1.8 cm

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