医師が教える 子どもの食事 50の基本 脳と体に「最高の食べ方」「最悪の食べ方」
伊藤明子 (著)
★☆★「子どもの食」の決定版!★☆★
子どもにとって最高の食べ物&食べ方がわかる本
【こんな方におすすめです】
◆子どもには少しでも体にいいものを食べさせたい
◆手の込んだ調理は無理…
◆野菜嫌い、魚嫌いで困っている
◆効率的に栄養を補給をさせたい
◆体にはもちろん、頭やメンタルにもいい食べ物を知りたい
など。
【この本の特長】
◆医学的エビデンスと膨大な臨床経験に基づいた、確かな内容
◆著者は、子どもの食を医学的な観点から研究している伊藤明子先生。赤坂ファミリークリニック院長であり、東京大学医学部附属病院の小児科医でもある
◆毎日できる簡単なコツを、50にわけて解説
◆忙しくても、料理が苦手でも、すぐにできる基本ばかり
◆イラスト&図解で、本格派だけどわかりやすい
【はじめにより】
子どものカラダ、心、脳、性格は、食べたもので決まる。これは本当です。
「健康のために、バランスのよい食事を心がけましょう」
これはよく言われることですね。
日本はもちろん、海外の医学的な研究の結果や論文を読んでも、やはりこれは事実です。
「バランスのよい食事なんて、わかっちゃいるけど毎日のことだから難しい」
「理想論を言われても……」
「うちの子は好き嫌いが多いから」
そんな声が聞こえてきそうです。
ここで一度、桶(おけ)を思い浮かべてみてください。
桶に穴が空いていたり、桶が壊れていたりしたら、どうでしょう?
水を中に溜めることはできませんよね。何度水を入れても、結局流れ出てしまいます。
カラダも桶と同じです。
栄養バランスのよい食事ができていると、きれいな桶ができます。
でも偏った食事が続くと、桶が不揃いになり、水漏れを起こします。
この状態では、いくらカラダによいものを食べても、その効果は弱くなります。
これはあまりにも、もったいない話です。
一方、バランスのよい食事をしている子どもは、深くて丈夫な桶をもち、いろいろな栄養を受け止められる子になります。
たしかに、食事を変えたからといって、明日からすぐに何かが変わるわけではありません。
でも確実に子どもの未来が変わることは、覚えておいてほしいと思います。
著者について
伊藤明子(いとう・みつこ)
赤坂ファミリークリニック院長。東京大学医学部附属病院小児科医。 東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学/健康医療政策学教室客員研究員。NPO法人Healthy Children, Healthy Lives代表理事。 東京外国語大学卒、帝京大学医学部卒、東京大学大学院医学系研究科修了。 医師になる前から同時通訳者として天皇陛下や歴代首相、米国大統領の通訳を務め、現在も医学系会議を中心に活動している。通訳の仕事をしながら二児をもうけたあと、40歳で医学部を受験し、医師に。とくに子どもの食を医学的な観点から研究しており、海外の学術論文から日々最新の情報をアップデートしている。わかりやすい説明と親しみやすい人柄で子どもをもつ親からの信頼は厚く、メディア出演も多い。著書に『医師がすすめる 抗酸化ごま生活』(アスコム)などがある。
出版社 : ダイヤモンド社
発売日 : 2023/1/11
単行本(ソフトカバー) : 208ページ