わたしたちの猫
文月 悠光 (著)
人の心には一匹の猫がいて、そのもらい手を絶えず探している。自分で自分を飼いならすのはひどく難しいから、だれもが尻尾を丸め、人のふりして暮らしている。
恋する私たちを描く、文月悠光の第3詩集。
著者について
文月悠光(ふづき・ゆみ)
詩人。1991年北海道生まれ。中学時代から雑誌に詩を投稿し始め、16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年時に出した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞。早稲田大学教育学部在学中に、第2詩集『屋根よりも深々と』を刊行。2016年、初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』を刊行。NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、書評の執筆など広く活動している。
出版社 : ナナロク社
発売日 : 2016/10/31
言語 : 日本語
単行本 : 109ページ