【土門蘭デビュー小説】戦争と五人の女(サイン本)
土門蘭 (著)
遠い“戦争”ではなく、生きる手触りのほうを描いた小説です。
港町の片隅で、10代から50代までの五人の女たちが、仕事・家族・名もない感情を抱えながら一か月を生き抜く。その日々を、視点を入れ替えながら何度も照らし直していく構成が、見えなかった因果や誤解をほどき、彼女たちの輪郭を濃くしていきます。
戦争は銃声だけじゃない。制度・貧困・偏見として、静かに日常を歪め続ける――その仕組みが、読後にじわりと残る。
読みやすい文体なのに、余韻が長い。ページを閉じたあと、「誰かの一か月」を丁寧に想像する力が少し育つ本です。
反復する視点で、人物像が多面化していく“編集”の快感
「ラベル」で人を見ないまなざしを学べる
史実解説では届かない、生活の温度で戦争を考えるきっかけに
静かな場所で、ゆっくりどうぞ。
作品の特徴
* 初の長編小説: これまで中短編小説やルポルタージュなどを手掛けてきた土門蘭さんの初の長編小説です。
* 舞台は呉市朝日町: 著者の故郷でもある広島県呉市朝日町を舞台に、生々しい息遣いで女性たちの生き様を描いています。
* 重厚なテーマ: 戦争、性、差別、家族など、様々なテーマが織り込まれています。
* 女性たちの力強さ: 困難な状況下でも懸命に生きる女性たちの姿が、力強く描かれています。
その他
* この作品には、性や暴力、差別などに関する描写が含まれています。
* 読者によっては、辛く感じる場面もあるかもしれません。
出版社 : 京都文鳥社 (2019/1/1)
※本の厚みが3cmですのでレターパックプラスでのお送りとなります。
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