暴れ川と生きる 〜筑後川流域の生活史〜

澤宮 優 (著)

豪雨災害の常襲地帯から学ぶ 〈治水〉と〈共生〉の歴史 「日本三大暴れ川」の一つとして知られる大河・筑後川。 阿蘇・九重の源流から有明海まで、 治水と共生を続けてきた流域の 歴史・文化・生活を、 10年以上の歳月をかけて取材した労作。 「筑後川は、阿蘇と九重を源流とする九州最大の河川である。大分県、熊本県、福岡県、佐賀県と四県にまたがり…利根川、吉野川とともに暴れ川の〝三兄弟〟とされている。だが近年筑後川ほど洪水を繰り返した川はない。流域の人々はこの川の猛威とともに歴史を刻んできた。その中で人々が水の脅威にどう対処して生きてきたかを知ることは、河川とともに生きる人々の暮らしを見つめなおすことでもある。…筑後川は、九州に限らず日本全国の河川とともに暮らす人々にとっても同じ問いを投げかけている」(本書「プロローグ」より)

著者について
澤宮優(さわみや・ゆう) ノンフィクション作家。1964年熊本県生まれ。スポーツから歴史、民俗、文学まで幅広く執筆。『巨人軍最強の捕手』(晶文社)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞。著書に『イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑』(角川ソフィア文庫)、『考古学エレジーの唄が聞こえる』(東海教育研究所)、『昭和の仕事』『集団就職』(ともに弦書房)、『戦国廃城紀行』(河出文庫)、『イップス』(KADOKAWA)『世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後』(中央公論新社・第3回野球文化學會賞)『バッティングピッチャー』『昭和十八年 幻の箱根駅伝』(ともに集英社文庫)など多数。

出版社 ‏ : ‎ 忘羊社
発売日 ‏ : ‎ 2022/6/15
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 256ページ

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