此君亭好日(しくんていこうじつ )12/7〜大分県立美術館「生野祥雲斎」没後50年回顧展開催!
大分県に在る竹芸家、生野徳三・寿子夫妻の私邸「 此君亭 / しくんてい 」の日々の断片をまとめた書籍です。
京友禅のデザイナーが立ち上げた、伝統文化・工芸の美術出版社「月虹舎文庫」です。
着物や茶道、数寄屋建築、能などの伝統文化や、それに携わる職人たちの技術知識を丁寧に取材し、書籍に編んで参ります。
この度初となる書籍『此君亭好日』を発刊しました。
「こんなに美しい家があるのか」
と驚かされる、人間国宝・生野祥雲斎の子息・竹芸家の生野徳三氏、寿子夫人の暮らしを、5年にわたり撮り下ろした珠玉の写真と、禅語のコラムで編んだ書籍です。
庭、数寄屋建築、茶道、工芸、いけばながお好きな方にお勧めです。
また、全編英訳付きですので、海外向け、アートがお好きな方へのギフトとしてもご利用いただいております。
竹芸家の美しい暮らしと仕事に対する矜持を、ぜひご高覧ください。
生野 徳三(Tokuzo Shono)
大分市に生まれる。父祥雲斎に師事。武蔵野美術大学彫刻科卒業。
初期の頃には金属や木を組み合わせた作品を試みた。近年は素材を重視し、油抜きした真竹の自然の表皮を生かす制作を続けている。従来の編成法にこだわることなく、自由な創造による独自の作風を展開し、《大海》《濤》《海宇》などはその代表作。本展出品の《十字》もまた、この流れを汲む作品。1978年日本現代工芸美術展に出品。79年から日展に出品し98年に特選。80年から日本新工芸展に出品、93年に会員特別賞を受賞。
発刊日 2024年1月10日
文・写真・編集 : 渡邊 航
装釘・編集 : 野原 佳代
監修: 生野 徳三・寿子
発行:月虹舎文庫 ( 株式会社 月虹舎 )
総頁:272頁
半型:B5変形
製本:並製
<NEWS>
12/7より大分県立美術館にて「生野祥雲斎」没後50年回顧展開催!『此君亭好日』
竹工芸界初の人間国宝・生野祥雲斎の没後50年回顧展が、大分県立美術館にて12/7より開催されます。皇族への献上品、日展特選、柳宗悦との交流など、祥雲斎が近代工芸史において果たした役割をふりかえることのできる構成です。祥雲斎から美の遺伝子を引き継いだ2代・生野徳三氏と寿子夫人の、四季折々すべてが美しい、庭の池を囲む暮らしを5年間かけて撮り下ろした本著は、建築&アート好きな方にギフトとしても喜ばれています。