差別の哲学入門 (シリーズ・思考の道先案内1)

池田喬 (著), 堀田義太郎 (著)

出版社 ‏ : ‎ アルパカ
発売日 ‏ : ‎ 2021/12/4
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 272ページ

差別についてどう考え、どうすればいいのか、拓けてきた! 差別的な行為、発言、あるいは偏見について日常でどう考えていいのかわからなくなったら、立ち戻って考えるところがようやく見つかった。 本書は「差別とはどういうものか」「差別はなぜ悪いのか」「差別はなぜなくならないのか」の3つの問いを通して、差別について哲学的に考えていきます。世界では盛んでも日本では問われてこなかった差別の哲学。具体的な事例を使った入門書の決定版! 本書における基本的なスタンスは、悪質な差別をあたかも問題のない単なる区別かのように偽装しないこと、それと同時に、何でもかんでも差別と呼ぶような言葉のインフレに陥らないようにすることでした。「拾いすぎることと拾えないこと」の両者を避ける道を探ってきたつもりです。(本書より) 目次:序章 なぜ「差別の哲学」なのか/第1章 差別とはどういうものか/第2章 差別はなぜ悪いのか/第3章 差別はなぜなくならないのか/終章 差別の問題とこれからの哲学

著者について
池田喬(いけだ・たかし) 1977 年生まれ。明治大学文学部准教授。専門:哲学・倫理学(特に現象学、差別論) 共著に『フェミニスト現象学入門 : 経験から「普通」を問い直す』(ナカニシヤ出版)、「「人種化する知覚」の何が問題なのか?――知覚予期モデルによる現象学的分析」(『思想』1169号)、共訳書に『差別はいつ悪質になるのか』(法政大学出版局)など。 堀田義太郎(ほった・よしたろう) 1974 年生まれ。東京理科大学教養教育研究院准教授。専門:哲学・倫理学(特に生命倫理学・差別論)。共著に『レイシズムを考える』(共和国)、論文に「差別と社会集団」(『思想』1169 号)、共訳書に『差別はいつ悪質になるのか』(法政大学出版局)、『傷つける言葉』(明石書店、近刊)等がある。

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