なぜ基地と貧困は沖縄に集中するのか?

安里 長従 (著), 志賀 信夫 (著)

「本土復帰」から50年を経てもなお、いまだに基地と貧困が集中している沖縄。

安全保障のためには基地の集中は仕方ないという、一方的な主張に加え、近年、沖縄の貧困問題は、沖縄の人びとの文化や性質に原因があるとする自己責任論が増えてきた。

本書では、このような主張に対して真正面から対峙する。

沖縄の基地問題と貧困問題に共通する原因として、「本土優先―沖縄劣後」という差別構造によりつくられた「自由の不平等」に焦点をあて、基地と貧困の公正で民主的な一体的解決をめざす提案の書。

【推 薦】
基地があることも、貧しいのも沖縄の「運命」なんかじゃない。
本書は「基地か経済か」を選ばされてきた私たちが言語化したかったものが凝縮されている。
オリエンタリズムやイデオロギーに回収されることなく、
構造的差別にメスを入れ、本土と沖縄の人びとがマットーバー(まっすぐ)に歩いていくための待望の書!
親川志奈子 沖縄大学

著者について
安里長従 あさと・ながつぐ
沖縄県石垣市出身、司法書士。沖縄国際大学非常勤講師。石垣市住民投票裁判原告弁護団事務局。「辺野古」県民投票の会元副代表。沖縄生活保護基準引下げに基づく保護費(減額)処分取消請求裁判原告弁護団事務局。
基地問題などに関心を持ったのは、2002年に司法書士となり多重債務者の対応などをしているなかで沖縄の構造的な問題に気づいたのがきっかけ。それ以来、「基地」と「貧困」の一体的な解決を求めて活動を続けている。
主な著書:『沖縄発 新しい提案―辺野古新基地を止める民主主義の実践』(共著、新しい提案実行委員会 編、2018年、ボーダーインク)、『福祉再考―実践・政策・運動の現状と可能性』(共著、田中聡子/志賀信夫 編著、2020年、旬報社)。

志賀信夫 しが・のぶお
宮崎県日向市出身、県立広島大学保健福祉学部准教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。専門は、貧困問題、社会政策。
個人的経験から貧困問題に関心を持ち始め、貧困研究をはじめる。2017年に安里と出会い意気投合し、沖縄の問題に強い関心を持ちはじめ、社会的排除理論を通して考え、本書の執筆に至った。
主な著書:『貧困理論入門』(単著、2022年、堀之内出版)、『貧困理論の再検討―相対的貧困から社会的排除へ』(単著、2016年、法律文化社)など。

出版社 ‏ : ‎ 堀之内出版
発売日 ‏ : ‎ 2022/9/2
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 334ページ

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