なりわい再考 聞き書き 昭和の手仕事職人

北沢正和 (著)

豆腐、まんじゅう、草履、刃物、こんろ、洋服・・・
日常の身のまわりの物を淡々とつくり続けていた職人さんたちが、自分の仕事と暮らしを語る。
今、なぜこの生き方が魅力なのか――
小さな規模の、確かな質の手仕事で、あたりまえに自立していた人びと。
持続可能な暮らしがそこにあった。

現在、信州の「山里 料理人」として知られる北沢正和氏が、昭和の終わりに、地元の職人を訪ね歩いて聞き書きした貴重な記録。

●谷川俊太郎氏推薦
「なりわいは職業ではない、職人は従業員ではない、ロボットに手仕事はできない」

[目次]

I 自然の恵みに逆らわず
夫婦で豆腐づくり
「曲物師」自然を語る
野趣ある川魚料理
目立たず重宝する焜炉
石積みは世相を映す

II 頭で覚えず
草履つくり七十年
饅頭づくり五十五年
亭主直伝の鯉料理
そば職人の良心を語る

III 先人の経験を素直に学びながら
甘切れの刃物つくる「村の鍛冶屋」
しなやかに泳ぐ鯉幟を
火の質を考え直す鰻職人
父祖伝来の味噌・醤油づくり

IV 地域に根付いて流行を追わず
洋服づくり六十年
一年生の心で桐下駄づくり
土着性の草木染めを
ホームスパンの温もり

V 身近に素晴らしいモノがある
和紙を地場産業に
舶来品にかぶれぬワインづくり
使うほどに魅力出る木工品

著者について
1949 年長野県生まれ。望月町役場(現佐久市)に20 余年勤務。職人の取材を始める。同役場退職後、1992 年八ヶ岳北麓の山里で古民家を再生し、そばと創作料理の店「職人館」を開館、地場産食材と職人技を融合した農家レストランの草分け的存在となる。併せて、農家レストランの企画受託、講演や執筆活動のほか、地元の食材による地場産品などを企画。長野県をはじめ、いくつかの県、市町村などの地域活性化事業にも関与している。2016 年農林水産省「料理マスターズ」第1 回シルバー賞受賞。株式会社しなの文化研究所代表。
著書に『四季を彩るデトックス料理 88 の食材図鑑』(日本食糧新聞社)他、共著に『山里のごちそう話』『畑で野菜をつまみ食い』『新・職人宣言』(以上、ふきのとう書房)など。

出版社 ‏ : ‎ 地湧社
発売日 ‏ : ‎ 2022/6/30
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 272ページ

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