ひとが詩人になるとき
平川 克美 (著)
詩を書くことで、ひとは詩人になる——。詩人に憧れながら実業家として半生を歩んだ著者が、幾度となく読み返してきた作品を再考察。なぜ、彼ら彼女らは詩人になったのか、その謎に迫る。「言葉が鍛えられる場所」シリーズ、待望の第3弾。取り上げる詩人は堀川正美、黒田三郎、茨木のり子、小池昌代、黒田喜夫と「列島」の詩人たち、友部正人、清水哲男、清水昶、北村太郎、下丸子文化集団、伊藤比呂美、鶴見俊輔、寺山修司、石垣りん、吉本隆明、立原道造ほか。言葉が蹂躙される時代に放つ、極私的詩人論。
著者について
文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。著書に『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』『21世紀の楕円幻想論』(いずれもミシマ社)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『株式会社の世界史』(東洋経済新報社)など多数ある。
出版社 : ミツイパブリッシング
発売日 : 2024/1/26
単行本(ソフトカバー) : 288ページ