シティ・ポップ文化論

日高良祐 (編集), 柴那典 (著), 加藤賢 (著), 宮沢章夫 (著), 川村恭子 (著), 輪島裕介 (著), 小泉恭子 (著), & 4 その他

シティ・ポップから考える都市・音楽・イメージ

シティ・ポップを準備した1970 年代の都市文化から 1980 年代の流行、そして2020 年代の世界的なリバイバルまで
現在進行系のカルチャーの輪郭を捉える9 つの講義を収録!

70~80年代の日本で流行し、近年、国内外のミュージシャンやリスナーから再発見されリバイバルしている「シティ・ポップ」。雑誌、書籍、テレビやラジオなど、さまざまなメディアで特集されるなど、シティ・ポップは今まさに再定義・再言説化されつつあるが、本書ではそうした議論を踏まえ、さまざまな領域を専門とする執筆者が、シティ・ポップを取り巻く流動的な状況と歴史を、多角的に分析する。

インターネットを中心に起きた現在のリバイバル、80年代当時の文化的状況、シティ・ポップを準備した都市文化の隆盛、世代を超えた評価の背景、アジアやアメリカなど諸外国での受容と展開など……シティ・ポップを起点に、都市、音楽、イメージ、そしてそれらの関係性について考えていく。

2022年に東京都立大学で開催され大きな話題となった連続講義が待望の書籍化。

【目次】
はじめに 日高良祐
1 ミームの幻視と音楽ビジネスの都市再開発 柴那典
2 シティ・ポップの「シティ」はどこか──ポピュラー音楽の都市論 加藤賢
3 シティ以前の東京から──移動と切断から考える都市文化 宮沢章夫
4 一地方都市としての東京──シティ・ポップの原風景 川村恭子・輪島裕介
5 記憶に埋め込まれた音楽 小泉恭子
6 上京者のポップ──そしてディスコから見たシティ・ポップ 輪島裕介
7 東南アジアのローカルな「シティ・ポップ」──シティ・ポップにカギ括弧をつける 金悠進
8 リバイバルのテクスチャー──スタジオ・ミュージシャンとテクノオリエンタリズム 大和田俊之
9 同時代としてのシティ・ポップ 江口寿史・楠見清

楠見 清
1963年生まれ。美術編集者/評論家。美術・デザイン関連の出版物の編集に携わるかたわら、アート・シーンとその周辺にある音楽、映像、マンガ、ストリート・カルチャーなど諸領域の文化的接続をテーマに翻訳、雑誌、書籍、展覧会図録に寄稿を続けてきた。東京都立大学准教授。

著書:『ロックの美術館』『無言板アート入門』。共著『もにゅキャラ巡礼』。おもな分担著/寄稿書:『現代アート事典』『絵本の事典』『江口寿史 彼女』『上條淳士画集1983』『八谷和彦OpenSky2.0』『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』『ANONYMOUS POP 小田島等作品集』『SUPER RAT』ほか。

北米と日本のアニメ、コミック、ゲーム文化と現代美術との連関をテーマとした「KRAZY! The Delirious World of Anime + Comics + Video Games + Art」展共同キュレーター(2008年バンクーバー美術館[カナダ]、2009年ジャパン・ソサエティー[ニューヨーク]巡回)、「江口寿史イラストレーション展 彼女」監修など展覧会企画を行なう。

出版社 ‏ : ‎ フィルムアート社
発売日 ‏ : ‎ 2024/2/23
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 268ページ

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