ファンになる。きみへの愛にリボンをつける。
最果 タヒ (著)
「好き」っていうのはたぶん、「祈っている」に近いのだ――。稀代の詩人が舞台の上の「きみ」を見つめる、オタクの感情のたうちまわりエッセイが遂に書籍化!
「婦人公論.jp」の人気連載「ブルー・スパンコール・ブルー」(全18回)に、「迷惑かもしれない」「あなたが好きって怖くないですか?」を新規書き下ろし。本作にインスピレーションを得た、北澤平祐氏のカットイラスト17点を収録。
【目次】
・はじめに
・千秋楽が来てしまう
・舞台の中止と私
・ファンレターが書けない
・オペラグラスが恥ずかしい
・2階B席物語
・初日がこわい
・かわいいってなんだろう?
・出した手紙よ、燃えてくれ。
・何回見たって、一回だって、好きは好きだよ。
・同担、拒まないけど。
・全ての出会いが最良のタイミング
・目が合ったと断言したい
・休演のこと
・おすすめは難しい
・励ましたいと願うこと
・舞台のあなたの夢
・客席降りで自問自答
・ずっと好きですと伝えたい。
・迷惑かもしれない
・「あなたが好き」って怖くないですか?
・あとがき
著者について
詩人。1986年生まれ。2006年、現代詩手帖賞受賞。07年、第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞受賞。14年『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞受賞。主な詩集に『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『夜景座生まれ』『不死身のつもりの流れ星』『落雷はすべてキス』『恋と誤解された夕焼け』など。小説に『星か獣になる季節』『パパララレレルル』など。エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『「好き」の因数分解』『恋できみが死なない理由』『無人島には水と漫画とアイスクリーム』など、そのほかの著作に『千年後の百人一首』(共著・清川あさみ)、対談集『ことばの恐竜』、翻訳『わたしの全てのわたしたち』(サラ・クロッサン/共訳・金原瑞人)、絵本『うつくしいってなに?』(絵・荒井良二)などがある。
出版社 : 中央公論新社
発売日 : 2024/9/19
言語 : 日本語
単行本 : 160ページ
寸法 : 2.5 x 13.1 x 19.1 cm