テレビ磁石
武田砂鉄 (著), 堀道広 (イラスト)
「でも、テレビって、昔からこういうものだったはず。」(まえがきより)
「もう古い」と言われ慣れたメディアの変わらなさ・変われなさを見つめ、
垂れ流しの情報から主体的に“今”をとらえた痛快時評集。
2018~2024年の週刊誌連載「武田砂鉄のテレビ磁石」から厳選したコラム163本を、大幅に加筆・修正して収録。
<掲載コラム例>
●EXILEの話をさせていただく
●的を外す松本人志の見解
●小泉進次郎の実力が不足している
●徳井義実の金持ちくささ
●田中みな実に向かう「すごい」
●山田隆夫不要不急問題
●フワちゃんの読み
●糸井重里がまた逃げている
●宮崎謙介再不倫との向き合い方
●森喜朗を擁護し続ける男たち
●キングコング・西野の商法
●金八先生と武田鉄矢
●三浦知良の取り扱い
●工藤静香の「干し芋」動画
●巨人・坂本勇人による性暴力
●差別発言を繰り返す杉田水脈議員
●成田悠輔の「ぶっちゃけ」
●議論をすり替えるひろゆき
●タモリが乗り気な時
●「恋愛はまだ早い」と寺田心
●ハルキストの反射神経
●なぜ広末の不倫に怒れるのか
●紅白司会以降の有吉弘行
●「麻世・カイヤ離婚」の受け皿
●大谷翔平で口直し
●「あのちゃん」の自覚
●星野源の不倫デマ
●逃げる小池百合子
……and more
[著者略歴]
武田砂鉄 たけだ・さてつ
1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。2015年『紋切型社会』(新潮文庫)でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。著書に『日本の気配』(ちくま文庫)、『わかりやすさの罪』(朝日文庫)、『偉い人ほどすぐ逃げる』(文藝春秋)、『マチズモを削り取れ』(集英社文庫)、『べつに怒ってない』(筑摩書房)、『今日拾った言葉たち』(暮しの手帖社)、『父ではありませんが 第三者として考える』(集英社)、『なんかいやな感じ』(講談社)などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなど、さまざまな媒体で連載を執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。
堀道広 ほり・みちひろ
1975年、富山県出身。高岡短期大学(現・富山大学芸術文化学部)漆工芸専攻卒業後、石川県立輪島漆芸技術研修所を修了。1998年、『月刊漫画ガロ』(青林堂)でデビュー。以降、漆と漫画の分野で活動。金継ぎのワークショップ「金継ぎ部」主宰。著書に『青春うるはし!うるし部』『おれは短大出』(ともに青林工藝舎)、『おうちでできるおおらか金継ぎ』(実業之日本社)、『うるしと漫画とワタシ』(駒草出版)、『金継ぎおじさん』(マガジンハウス)などがある。
出版社 : 光文社
発売日 : 2024/10/8
単行本(ソフトカバー) : 360ページ
ISBN-10 : 433410441X
寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.8 cm