書くひとのための感情を表すことば430
ながたみかこ (著)
SNSで、創作で、コミュニケーションで
感情表現の引き出しを増やしたいすべての人へ
「声をあげるほどの強い喜び」から「心に秘めた静かな悲しみ」、愛情や敬意の伝え方まで、微妙なニュアンスや使い分けのコツを、文学作品での使用例を紹介しながらわかりやすく解説。
「戯ける」、「いたわしい」、「はかなむ」、「断腸の思い」、「面憎い」、「もの寂びる」、「痛み入る」、「可惜夜」、「憎からず」、「焦がれる」、「色を失う」、「地団駄を踏む」、「けんもほろろ」
……などなど直接的な感情の言葉だけでなく、動作や体の反応を通じて表す・評価や説明の背景にひそませる・情景などに託すなど、多彩な感情の表し方を知ることで、表現の幅を広げられます。
やや古風な言い回しも多く取り上げ、日本語の奥深さや美しさにふれられるのがポイントです。
第1章 喜びや楽しさを伝えたいときのことば
第2章 悲しみや寂しさを伝えたいときのことば
第3章 モヤモヤや怒りを表現したいときのことば
第4章 人や物を悪く言うトゲのあることば
第5章 好意や敬意を表すことば
第6章 不安定な気持ちを表したいときのことば
第7章 恥や嘘など隠したいことがらにまつわることば
第8章 勤勉さや怠慢さを表したいときのことば
第9章 拒絶・承諾にまつわることば
第10章 他人との上下関係をにおわせることば
コラム 気持ちに強弱や表情をつけたいときのことば
著者について
絵本や童話などの児童書のほか、一般文芸や作詞など幅広く手掛ける作家。言葉遊びや日本の民話、妖怪などの面白さを子供向けにわかりやすく表現する作品が多い。著書に『日本の妖怪&都市伝説事典』(大泉書店)、『こわくて不思議な妖怪の話』(池田書店)、『ふだん使いの文章レトリック』『裏切りの日本昔話』(笠間書院)など。
出版社 : 笠間書院
発売日 : 2025/3/22
言語 : 日本語
単行本 : 296ページ
寸法 : 12.9 x 1.9 x 18.8 cm