ウィーブが日本を救うーー日本大好きエコノミストの経済論
ノア・スミス(Noah Smith) (著), 片岡宏仁 (翻訳), & 1 その他
日本のアニメ・漫画オタクの意味から転じて日本文化愛好者を示すようになったウィーブ(Weeb)。アメリカの著名コンテンツサイトSubstackの人気ナンバーワン・エコノミストでWeebの1人である著者が、世界に広がるWeebたちを活用した日本経済復活のシナリオを描いた。ブログサイトnote に掲載されて話題となった「雑居ビル:商業地区をつくるもっと優れたやり方」やBBC東京特派員の日本は変化していないという報道に真っ向から反論した「実は、日本は様変わりしている」、「東京は新しいパリだ」、「Weeb(ウィーブ)ーー日本のポップ文化に首ったけの非日本人」など話題となったコラムも収録している。
目次
序文 なぜ「WEEB ECONOMY」を提唱するのか
第1部 ウィーブ・エコノミー
第1章 日本よ、再び未来を取り戻せ
第2章 対日直接投資こそ、パズルの欠けたピース
第3章 なぜ誰もが日本を好きなの?
第4章 「助っ人」Weebがやって来る
■デビッド・ハ(サカナAI共同創業者)インタビュー
第2部 変容する日本社会
第5章 実は、日本は様変わりしている
■日本の生活水準は低すぎる
第6章 東京は新しいパリだ
■雑居ビルーー商業地区をつくるもっと優れたやり方
■Weeb(ウィーブ)!――日本のポップ文化に首ったけの非日本人たち
第3部 ノーベル賞受賞者から見た経済学の現在
第7章 信頼性革命と経済学の変容
第8章 素晴らしい女性経済学者たち
著者について
■著者略歴
ノア・スミス(Noah Smith)
アメリカのエコノミスト。急成長中の米国のコンテンツ配信プラットフォームSubstackで人気ニュースレターNoahpinionを運営。2003年、スタンフォード大学(物理学)卒業。2012年、ミシガン大学でPh.D(経済学)取得。同年、ニューヨー ク州立大学ストーニーブルック校助教(行動ファイナンス)。2016年、大学を辞めてブルームバーグに入社。2021年、ブルームバーグを退社後、Noahpinionで執筆活動に。学部、大学院時代には日本に計4年間暮らし、その後も頻繁に来日。現在、ウサギとともにサンフランシスコに暮らす。日本への移住を検討中。
■訳者略歴
片岡宏仁(かたおか・ひろひと)
大阪公立大学非常勤講師。関西外語大学で博士号(英語学)取得。訳書にジェフリー・ミラー『消費資本主義』、ティモシー・ウィリアムソン『テトラローグ こっちは正しくて、あんたは間違っている』(以上、勁草書房)ほか。
経済学101
経済学に基づいた分析や論説をオンラインに無料公開することを目的に設立された一般社団法人。運営資金は寄付などで賄われている。2008年から活動を始め、これまでにポール・クルーグマン、ポール・ローマー、タイラー・コーエン、ダイアン・コイルなどの記事を紹介している。
出版社 : 日経BP (2025/3/21)
発売日 : 2025/3/21
単行本 : 324ページ
ISBN-10 : 4296002090
ISBN-13 : 978-4296002092
寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm