飼い犬に腹を噛まれる
彬子女王(著)/ほしよりこ(絵)
普段は控えめで穏やかな“プリンセスの日常”に「思わぬ事件」が次から次へと舞い込む――。飼い犬に突然腹を噛まれたという衝撃エピソードをきっかけに、皇室の暮らしを垣間見せつつも、誰にでも起こりうる「ちょっとした事件の波」が連鎖していきます。挿絵には『きょうの猫村さん』で知られるほしよりこ氏を起用し、軽やかで温かいタッチで構成。普段なら「誰にも言えない」ような日常の事故や混乱が、むしろ読むことで「私の物語」に変わる瞬間を、優しく引き寄せます。
本書は、『赤と青のガウン』の「その後」を描いたエッセイ集で、全47編を収録。京都での季節の行事、和菓子屋での一幕、側衛とのやりとり、そして“事件体質”と称する著者ならではの鋭い“日常のハプニング”に満ちています。巻末には描き下ろし絵日記と著者×ほしよりこ氏のスペシャル対談も収録。
著者について
彬子女王(あきこじょおう)
1981年生まれ。京都産業大学日本文化研究所特別教授。英国オックスフォード大学マートン・カレッジで博士号を取得(日本美術専攻)。著書に『赤と青のガウン オックスフォード留学記』など多数。
出版社:PHP研究所
発売日:2025/9/25
言語:日本語
単行本(ソフトカバー/B6判変型):240ページ
寸法:17.2 × 11.5 cm


