ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85
稲田俊輔(著)
冷蔵庫の中身が少なくても、おいしい料理はつくれる。
「できるだけシンプルに、でもちゃんとおいしく」を極めた料理家・稲田俊輔による、“現代人のための家庭料理論”。
忙しさやコスパを理由に外食に流れがちな日常に、もう一度“自分で作る愉しみ”を取り戻させてくれる一冊です。
調味料も食材も、手順も最小限。それなのに、味わいは驚くほど深い。
「手作りに憧れるけれど、続かない人」「料理を習慣にしたい人」にこそ読んでほしい。
読むだけで料理が“軽く”なる、そんな不思議な実用書です。
ミニマルとは、足りないのではなく「余分をそぎ落とす」こと。
本書では、稲田氏がレストランでの経験を生かしながら、家庭で再現できる85のレシピを紹介。
料理のコツを感覚ではなく“原理”で捉え直し、だしを使わない味噌汁、具材2つで完成する副菜、塩だけで成立する主菜など、素材の輪郭を際立たせるアイデアが満載。
「なぜそれが美味しいのか」「なぜこの工程が必要なのか」を理詰めで語りながらも、読後には料理への愛情が静かに残る。
台所に立つことが少し誇らしく思える、現代的な料理の哲学書でもあります。
著者について
稲田俊輔(いなだ・しゅんすけ)
料理人・飲食店プロデューサー。鹿児島県出身。京都大学卒業後、南インド料理専門店「エリックサウス」をプロデュース。
多彩な料理理論と独自のミニマリズム哲学で知られ、『おいしいもので できている』『だし生活、はじめました』など著書多数。
“レシピの奥にある思想”を言語化することで、料理と生き方をつなぐ発信を続けている。
出版社 : 柴田書店
発売日 : 2023/2/2
言語 : 日本語
単行本 : 136ページ
I寸法 : 18.7 x 0.9 x 24.7 cm


