虚弱に生きる 絶対に終電を逃さない女
絶対に終電を逃さない女(著)
「体力がないから、夢も遠のくの?」
20代にして老人のような身体、恋愛も働く気力もない筆者が、自らの“虚弱体質”を抱えながら、いかに日常を生き延びるかを綴ったリアルなエッセイ。生まれつきの健康体でもなく、病気でもない「弱さ」を持つ人々に寄り添い、その声にならない声を掬い上げてくれます。疲れやすく、体力が低いことに罪悪感を抱いてきた方、無理しがちな生活の中で自分を責めてしまう方にこそ届いてほしい一冊です。
本書では、「病気じゃないけど体力がない」「労働する元気も恋愛する元気もない」という著者の実体験をもとに、眼鏡をかけて不眠症が治った話、体育での傷が今も残る話、生理を巡る葛藤、体力という社会資本を持てない労働についてなど、多面的に「虚弱」を捉えています。SNSで話題となった〈虚弱エッセイ〉を土台に、虚弱体質という見過ごされがちなリアリティを「生きるレベル」で提示する、新世代のサバイバル・エッセイです。
著者について
絶対に終電を逃さない女
1995年生まれ。エッセイ、小説、短歌などを執筆。自身の虚弱体質を率直に語ることで、多くの共感と反響を呼び、SNS上でも注目を集める〈虚弱作家〉。
出版社:扶桑社
発売日:2025/11/5
言語:日本語
単行本(ソフトカバー):240ページ
寸法:18.8 × 13.0 × 2.0 cm


