繋がり方がわからない
門賀 美央子(著)
“人とどう関わればいいのか分からない”という感覚は、多くの人が静かに抱えています。
この本は、その手探りの気持ちに寄り添いながら、「無理に繋がらなくていい」という、やさしい許しをくれます。
本屋として読んでいて印象的だったのは、孤独を「悪いもの」と決めつけない姿勢です。
自分のペースで距離を決めてもいいし、一人でいる時間があってもいい。
読後には、孤独の輪郭が少しだけ柔らかくなり、“一人でいる安心”に気づかせてくれる一冊でした。
書籍概要
「孤独=欠落」という思い込みをほどきながら、著者自身の体験をもとに、
人との距離の取り方、自分を守る境界線、SNSとの付き合い方などを考えるエッセイ。
家族・友人・職場など、あらゆる“つながり”が負担に感じられてしまう現代。
そんななかで、「自分の速度で世界と関わる」という新しい選択肢をそっと提示してくれます。
著者について
門賀 美央子(もんが・みおこ)
編集者・ライター。
こころのあり方、人間関係、孤独、生きづらさなどをテーマに執筆。
雑誌・書籍の編集を経て独立し、エッセイからインタビューまで幅広く手がける。
“誰かと繋がらなくてもいいという自由”を、丁寧な言葉で探求している。
出版社:ポプラ社
発売日:2024/1/17
言語:日本語
単行本:208ページ
寸法:18.6 × 13.0 × 2.0 cm(四六判)


