文豪と印影
西川清史 (著)
出版社 : 左右社
発売日 : 2022/1/5
言語 : 日本語
単行本 : 157ページ
秘蔵写真多数! 170の印影から見える130人の文豪の素顔
かつて本には「検印」が捺され、 作品を書き上げたあと文豪たちの「一番最後の仕事」は自分の本にハンコを捺すことだったーー。
病床でも「印譜」を見たいと話した夏目漱石や、遺書にも「印鑑」について記した芥川龍之介。 大好きな荷風にとっておきの「印鑑」を贈った谷崎潤一郎に、「検印」の小説を書いた菊池寛など 130人の文豪たちの170の印影をエピソードとともに収録。
「ハンコ文化」が失われつつある今、「ハンコと文豪」の切ってもきれない関係に迫る。
著者について
西川清史(にしかわ・きよし)
1952年生れ。和歌山県出身。上智大学外国語学部フランス語学科卒業後、文藝春 秋に入社。雑誌畑を歩み、2018年副社長で退職。現在は瘋癲老人生活を満喫中。 著書に『うんちの行方』(新潮新書 神舘和則氏との共著)がある。