飛び立つとき
小さな出版社の素敵な本です。
ふだんなかなか大きな書店でお目にかからないかもですが
本と羊はこういう出版社さんの本を大切に選書・仕入れをしています。
佐鳥 理 (著), 布施 月子 (イラスト)
出版社 : とりのこ制作室
発売日 : 2021/12/1
言語 : 日本語
単行本 : 162ページ
寸法 : 12.7 x 1.2 x 18.8 cm
【アルファポリス主催・第三回『ほっこりじんわり大賞』奨励賞「飛び立つとき」】
【エブリスタ主催・第十四回『三行から参加できる超妄想コンテスト』準大賞「風花」】
を含む、短編5作品を収録。
「飛び立つとき・あらすじ」
小学校五年生の咲希は、両親の離婚をきっかけに引っ越しをし、父と祖母の三人で暮らしている。
放課後一人でバッタを探していると、昆虫学者の風見と出会い、話をするうちに昆虫に興味を持つようになった。
風見から誘われた昆虫採集には、日向と上條という、同じ年の少年二人も参加していて、転校してからはじめての友人ができた。
採集した蝶を譲ってもらった咲希は、大事にすると決めるのだが、自宅に帰ると激怒した父が待ち構えていて……。
心のすれ違い、自然を通して知る命の大切さ、友情と成長を描いた青春小説。
著者について
佐鳥 理
東京都出身、在住。2012年より仕事の傍ら、小説の執筆を始める。
第2回、3回宮古島文学賞佳作、第18回星の砂賞佳作「二十二時のにわか雨(ネット文庫星の砂)」電子書籍化、京急グループコンテスト佳作など。
本誌に第3回ほっこりじんわり大賞奨励賞「飛び立つとき」、第14回超・妄想コンテスト準大賞「風花」を収録。
布施 月子
2010年多摩美術大学卒業。日本画を学ぶ。
日本画材を使った絵画やペン画のイラストを描き、雑誌や展示で活動中。
ESSE連載「白崎茶会の3時の優しいおやつ」
書籍「植物生まれのやさしいお菓子(扶桑社)」にてイラストを担当。