旅する小舟
ペーター・ヴァン・デン・エンデ (著), 岸本佐知子 (翻訳)
出版社 : 求龍堂 (2021/11/10)
発売日 : 2021/11/10
言語 : 日本語
大型本 : 96ページ
寸法 : 23.2 x 1.2 x 30.5 cm
世界を驚かせた旅する小舟、ついに日本上陸!
小さな紙の舟が、大海原を超えていく。壮大な夢物語。
人生の旅をつづける私たちに、勇気と知恵を与えてくれる絵本。
これは小さな紙の舟が大海原を超えていく旅を描いた、文字のない絵本。
鬱蒼と生い茂る森を抜け、葉っぱの影をくぐり、氷山の間を、魚たちの集団を通り抜け、嵐や大波に飲まれそうになりながら、恐ろしい海の怪物たちの間も抜けて進む小舟。
小さな舟はいつも独りぼっち。でも、独りだからこそ、波の上にも下にも広がる驚異的な自然の美しさ、素晴らしさに気づくことができる。
大人の読者も子どもの読者も、成長することや学ぶこと、そして人生のアップダウンや苦楽についても、この静かで力強い物語から大いなるインスピレーションを得られるだろう。
すばらしく奇妙で、奇妙にすばらしい。
ペーター・ヴァン・デン・エンデはこの『旅する小舟』で、壮大な夢物語を驚くべき緻密さで描き出してみせた。
― ショーン・タン
著者について
ペーター・ヴァン・デン・エンデ
1985年、ベルギーのアントワープ生まれ。
芸術が大好きな子ども時代に様々なデザイン技術を学んだ。
高校卒業後は生物学を学び、ケイマン諸島で2年間、ネイチャーガイドとして働く。
2019年、本書で鮮烈なデビューを果たし、2020年の〈ニューヨーク・タイムズ〉と〈WSジャーナル〉のベストブックに選ばれ、大きな話題になった。