江北図書館: 120年続くちいさなふるい私設図書館
岩根卓弘 (編集)
私設図書館『江北図書館』は、かつて北國街道木之本宿として栄えた人口約1万人の町にある。明治35年、地元出身の弁護士が「郷里の若者に読書の機会を」と私財を投じて開設した文庫を前身に、明治39年に地域の人々の協力を得て設立され、以来120年に渡り地域で支えてきた。いまも住民たちの交流の場、情報発信拠点としてあり続ける図書館の魅力を「歴史」「建物」「蔵書」を中心に紹介。図書館を愛する住民たちが史料を紐解き、蔵書を調べて編纂した。第4回野間出版文化賞特別賞受賞。
著者について
公益財団法人「江北図書館」第11代理事長。江北図書館とは、明治39年に生まれた私設図書館。余呉町出身の弁護士杉野文彌が私財を投じて設立した「杉野文庫」が前身となり、地域住民たちが120年に渡り、支え続けてきた。住民の交流や情報発信の文化拠点として、長く愛されている。
出版社 : 能美舎
発売日 : 2022/12/16
言語 : 日本語
単行本 : 88ページ