北欧のパブリックスペース: 街のアクティビティを豊かにするデザイン
小泉 隆 (著), ディビッド・シム (著)
人はどんな場所に行きたいのか?街でどのように過ごしたいのか?
ストリート、自転車道、広場、庭園、水辺、ビーチ、サウナ、屋上、遊び場から考える、アクティビティが生まれる街のつくりかた
北欧のパブリックスペースは、自然環境に配慮し、個人の自由に寛容で、人間中心の包括的な発想でデザインされる。本書は、ストリート、自転車道、広場、庭園、水辺、ビーチ、サウナ、屋上、遊び場の55事例を多数の写真・図面で紹介。人はどんな場所でどのように過ごしたいのか、アクティビティが生まれる都市空間を読み解く。
【目次】
Introduction 小泉 隆
北欧のパブリックスペースの豊かさを支えるもの
Essay ディビッド・シム
気候・天候と共に暮らす
ウォーターフロントの再発見
都市と自然を緩やかにつなぐ庭園
ヤン・ゲールの都市改善のアプローチ
Street & Linear Park/ストリート・線形公園
ストロイエ
ヴェスター・ヴォルドゲード通り
スナ・ブレヴァード通り
コペンハーゲンの歩道のシステム
エスプラナーディ
ストックホルムのキングスガーデン
ガムラスタン
Bikeway/自転車道
コペンハーゲンの自転車まちづくり
サイクル・スーパーハイウェイ
サークル・ブリッジ
サイクルスランゲン
インナーハーバー・ブリッジ
ビェンズブロ・ブリッジ
Plaza & Square/広場
ストックホルム市庁舎
ヘルシンキ元老院広場
オスロ市庁舎
セルゲル広場
イスラエル広場
トゥーシンゲ広場
トルヴェハレルネKBH
ヘルシンキのマーケット広場
ベルゲンの魚市場
Garden/庭
チボリ公園
ルイジアナ美術館
ヴェネルストのコロニーガーデン
クロイアーのファミリーガーデン
ウスタグロ屋上農園
ローセンダール・ガーデン
Waterfront/水辺
コペンハーゲンの水辺
ニューハウン
クイーンルイーズ・ブリッジ
ウエスタンハーバー地区
ハマールビュ・ショースタッド地区
様々な水上施設
Beach & Sauna/ビーチ・サウナ
カルヴェボッド・ボルイエ
コペンハーゲンのハーバーバス
オーフスのハーバーバス
ベルヴュー・ビーチ
カストラップ・シーバス
アッラス・シープール
リバースボルク野外浴場
クルットゥーリ・サウナ
ロンナ・サウナ
ロウリュ
Rooftop/屋上
コペンヒル
モースゴー先史博物館
ガンメル・ヘレルプ高等学校体育館
アモス・レックス美術館
オスロのオペラハウス
Playground/遊び場
スーパーキーレン
バナンナ・パーク
グルベア小学校の校庭
フェレズパーケン公園
ビルン彫刻公園のプレイコントラクト
クロクスベク公園のプッケルボール競技場
参考文献
日本のパブリックスペースのために
あとがき
著者について
小泉 隆
九州産業大学建築都市工学部住居・インテリア学科教授。博士(工学)。1964年神奈川県横須賀市生まれ。1987年東京理科大学工学部建築学科卒業、1989年同大学院修了。1989年より東京理科大学助手、1999年より九州産業大学工学部建築学科。2017年より現職。2006年度ヘルシンキ工科大学(現:アアルト大学)建築学科訪問研究員。2017年より日本フィンランドデザイン協会理事。著書に『北欧建築ガイド』『北欧の建築』『アルヴァ・アールトの建築』『アルヴァ・アアルトのインテリア』『北欧の照明』(以上、学芸出版社)など多数。
ディビッド・シム(David Sim)
Softer代表、アーバンデザイナー、建築家。 1966年スコットランド生まれ。エジンバラ芸術大学で建築を学んでいた頃、ヤン・ゲールの講義を聞いて感銘を受け、北欧に移住。建築事務所での勤務を経て、スウェーデン・ルンド大学で教鞭をとった後、2002~17 年まで Gehl Architectsでクリエイティブ ディレクターを務める。著書『Soft City』(Island Press、2019年)は、日本など20カ国で翻訳される。現在、スウェーデンにコンサルティング会社softerを設立し、世界各地で人々が心地よく暮らせるまちづくりに取り組む。
出版社 : 学芸出版社
発売日 : 2023/1/29
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 176ページ