パラレルワールドのようなもの
文月悠光 (著)
私は今も踊り場に立っているのだ。
幼い自分を受け止めて、
彼女が生きる世界を変えるために。
(「痛みという踊り場で」)
「今日、一篇、文月悠光の詩を読む。すると明日が来る。生きようと思う日が。」(小池昌代)。
「正気でない文月さんの帯を書くなんて私にはできない……。ただ、女に生まれてよかったと初めて思ったの」(夏木マリ)。
中原中也賞詩人、新境地に立つ26篇。6年ぶり、待望の第4詩集!
文月悠光
詩人。1991年北海道生まれ、東京在住。16歳で現代詩手帖賞を受賞。
高校3年の時に発表した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(ちくま文庫)で、
中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少18歳で受賞。
詩集に『屋根よりも深々と』(思潮社)、『わたしたちの猫』(ナナロク社)。
2020年、詩集『適切な世界の適切ならざる私』の増補版が、ちくま文庫より刊行される。
エッセイ集『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)、『臆病な詩人、街へ出る。』(立東舎)が、若い世代を中心に話題に。
出版社 : 思潮社
発売日 : 2022/11/11
言語 : 日本語
単行本 : 168ページ