日本の未来、本当に大丈夫なんですか会議 経済学×社会学で社会課題を解決する
西田 亮介 (著), 安田 洋祐 (著)
◎西田亮介×安田洋祐
異能の社会学者と正統派の経済学者が日本の未来を考えてみた
経済は期待できない、政治も信用できない、
資源がない日本では何より大切なはずの教育もイマイチ。
バブルという過去の成功体験にすがったまま、気づけば半世紀近く。
日本に対する閉塞感、不安感を抱えている人も多いかもしれません。
その「日本、本当に大丈夫?」に、2人の学者が答えます。
東京工業大学特任教授/日本大学教授の西田亮介先生と、
大阪大学教授でコンサルティング会社の共同経営者でもある安田洋祐先生です。
◎日本の社会課題を社会学と経済学を使って解き明かす
本書で扱っているテーマは大きく次の3つです。
・経済における人と組織の生産性
・政治におけるカネと票のメカニズム
・教育におけるさまざまな格差
一見、自分とは無関係の大きな社会課題ですが、
リモートワークの定着度や物価高、自民党のパーティ券事件、中学受験など、
ニュースでよく聞く身近な話題と深くつながっています。
社会学者の西田先生がさまざまな問題を炙り出して具体化し、
経済学者の安田先生が、経済理論を応用しながら答えを探していきます。
◎読むと社会の解像度がアップする
物価は上がるのに給料は上がらない。
政治家ばっかりいい思いをしている。
子どもの教育費を払えるかどうかわからない。
など、自分の力でどうにもできないことに対し、人は不安を感じる生き物。
でも、本書を読めば現実社会の解像度があがり、不安が希望に変わります。
◎社会学、経済学を含む「社会科学」の入門書としても最適
最終章では、社会学と経済学、2つの学問の成り立ちや特徴、
2つの学問が属する「社会科学」というジャンルについても解説。
中高生の大学選び、学部選びにも役立つ1冊です。
著者について
西田亮介(にしだ・りょうすけ)
日本大学危機管理学部教授/東京工業大学特任教授。博士(政策・メディア)。専門は社会学。1983年京都生まれ。著書に『メディアと自民党』(角川新書、2016年度社会情報学会優秀文献賞)、『コロナ危機の社会学』(朝日新聞出版)、『ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください 17歳からの民主主義とメディアの授業』(日本実業出版社)ほか多数。
安田洋祐(やすだ・ようすけ)
大阪大学経済学部教授。専門は経済学。1980年東京生まれ。ビジネスに経済学を活用するため2020年に株式会社エコノミクスデザインを共同で創業。メディアを通した情報発信、政府の委員活動にも積極的に取り組む。著書に『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。』(日経BP・共著)、監訳書に『ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀』(東洋経済新報社)など。
登録情報
出版社 : 日本実業出版社
発売日 : 2024/6/14
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 256ページ