台湾のすこやかで福のある暮らし 365日――古からの知恵と祈りに囲まれた慈愛あふれる生活
コバシ イケ子 (著)
2011年、はじめての海外ひとり旅で台湾を訪れ、すぐさま魅了されました。以来ずっと頭の中は台湾のことでいっぱいです。それなのに「どうして台湾が好きなの?」と聞かれると、いまだ返答に困る自分がいます。美食や文化、台湾人の優しさなど、その都度、頭に思い浮ぶそれらのことを答えますが、日々新しい魅力を知り、進化し続ける台湾を見つめていると、とてもではありませんがひとつには絞りきれません。
この本を執筆しながら気づいたことは、ここに書いた一日一日がその答えだということ。台湾らしさを感じる文化や風習のほか、台湾の居心地のよさや、心が軽やかになる理由。一方で、台湾を知れば知るほど、複雑な気持ちになることもあり、それはなぜなのか。あくまで個人的な視点で綴った365日ですが、旅だけでは見つけられなかった、暮らしを通して出会った台湾を歳時記のようにお伝えできたらと書き上げました。
4月はじまりの日めくりカレンダーのような本です。なんとなくひらいたページや気になる写真など、どこからでも自由にお楽しみください。関連するテーマは→125/365というように表記しています。
すこやかで、いつもあたたかな笑顔がそこにある、距離も心も近い台湾。この本を通して、台湾をより身近に感じ、台湾の日常に興味がある方や、旅する方のお役にも立てたら幸いです。
(著者「はじめに」より抜粋)
著者について
コバシ イケ子(コバシ イケコ)
台湾ブロガー&WEBマガジン「otona taiwan オトナタイワン」編集長。
2011年にはじめて台湾を訪れ、懐かしさと新しさが入り混じる独特の雰囲気、南国らしいゆるさとパワフルさ、旅行だけでは食べつくせない美食の数々と薬膳をはじめとした食文化に興味を持ち通い始める。台湾在住時の2016年より台湾情報ブログをスタート。約3年の台湾生活ののち、現在は札幌在住。著書に『台北ぐるぐるバスの旅!食べまくり』(小学館)。
由国民社
発売日 : 2023/12/28
言語 : 日本語
単行本 : 368ページ
寸法 : 17.8 x 13.2 x 2.3 cm