渋谷半世紀 ──都市×カルチャー×未来
内田朋子 (著), 後藤充 (著)
渋谷の半世紀を振り返り、都市・カルチャー・未来の三視点で現在地を読み解く。
共同通信社の連載を基軸に、多彩な証言と論考で、次の50年への羅針盤を描く。
来街者から実務家・次世代クリエイターまでにひらかれ、渋谷という街の本質に迫る一冊。
「渋谷カルチャー」の本質を見つめ直し、
現在の混沌とした時代の中で、少しでも希望のある
未来の都市と社会のあり方を模索したいとの思いが
取材の出発点となった(はじめにより)
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《目次》
第1部 都市
公園で遊ぶ子どものように
糸井重里
渋谷の過去、現在、未来
──大都市から見えるこの国のカタチ
吉見俊哉
宇川直宏
最後の渋谷系「ホフ」が語る地元愛
小宮山雄飛
昭和レトロの第一人者が写し歩いた渋谷
町田忍
第2部 カルチャー
渋谷を鮮やかに彩り続ける「HARUMI GALS」
山口はるみ
劇場、演劇、街
G2
永作博美
音楽カルチャーはクラブから
沖野修也
私がミニスカートをはいても、 ニューストピックにならない世の中になってほしい
野宮真貴
世界へのランウエー 渋谷、原宿、竹下通り
古田泰子
ティファニー・ゴドイ
公園通りから見える世界の流行
平松有吾
第3部 未来
真の多様性を渋谷から広げたい
──性的マイノリティーへの偏見、差別、排除をなくす
午前0時のプリンセス
聖秋流
momohaha
大内アイミ
JESSICA
産官学民こどもとつくる渋谷区〝未来の学校〟
──理想像はみんな違っていい
金子嘉宏
北村久美子
長いスパンで捉える生態系、都市、アートの行方
──時代を超えてゆく真の創造力とは?
Chim↑Pom from Smappa!Group
エリイ
林靖高
牧田習
特別寄稿1
渋谷は、渋谷ではなかった
吉見俊哉
特別寄稿2
坂を上る渋谷から、川筋を這う渋谷へ
吉見俊哉
特別寄稿3
神社とアングラ、天井桟敷とジャン・ジャンの間
吉見俊哉
解 説
創造的に記憶/忘却する― 超舞台としての渋谷
北田暁大
《著者》
内田朋子 (ウチダトモコ)
青山学院大経営学部卒。共同通信社編集局メディアセンター予定チーム委員。デジタル事業立ち上げやコンテンツ開発を担当。「知財とデジタル」をテーマに講演・メディア出演でも活躍。京都芸術大講師、情報経営イノベーション専門職大客員教授、デジタルアーカイブ学会理事を務める。著書『発信する人のためのメディア・リテラシー』(晶文社)など。
後藤充 (ゴトウミツル)
共同通信社の文化部や大阪文化部で漫画担当、読書面デスクなど。本書の基になったデジタル企画にデスクとして関わった。
出版社 : 晶文社
発売日 : 2025/11/6
言語 : 日本語
単行本 : 200ページ
寸法 : 12.7 x 1.4 x 18.6 cm


