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ジェントリフィケーションの功罪:ゆるやかな都市成長のためのケーススタディ (龍谷大学国際社会文化研究所叢書 38巻)

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服部 圭郎 (著, 編集), 阿部 大輔 (著), 黒瀬 武史 (著), 石原 凌河 (著), 岩淵 丈和 (著)

都市再生の裏で起こる、住民や地元商店の排除、文化の喪失・・・
変容の速度を緩め、弊害を抑えられるか

国内外10事例の多様な実態と対策
【追い出し】アメリカ(ニューヨーク、アトランタ、シアトル、デンバー)/ライプツィヒ/南池袋公園
【観光】バルセロナ/京都
【商業】下北沢/福岡市六本松/福岡市大名
【復興】いわき
【抑制の成功】ウィーン

地価急騰による住民や個店の追い出し、公共空間利用者の選別、場所性の喪失…。ジェントリフィケーションは都市の再生・改善ともされる一方、その弊害は深刻化している。功罪両面に焦点を当てながら、国内外10の事例をもとにその多様な実態と対策を分析。都市が急速な変容を避け、より良く成長するための方策を示唆する。

【目次】
はじめに(服部)

第1章:ジェントリフィケーションの構図と議論の展開(阿部)

第2章:ケーススタディにみるジェントリフィケーションの諸相
2.1 【アメリカ】【追い出し】問題の最先端にある4都市の現状と対策──ニューヨーク、アトランタ、シアトル、デンバー(服部)
2.2 【ライプツィヒ】【家賃高騰】縮小から成長へのV字回復とそれに伴うジェントリフィケーション(服部)
2.3 【バルセロナ】【観光】オーバーツーリズムによる観光ジェントリフィケーションとその対策①(阿部)  
2.4 【京都市】【観光】オーバーツーリズムによる観光ジェントリフィケーションとその対策②(阿部)
2.5 【下北沢】【商業】地域の魅力の源泉である個店を失わせた再開発──コマーシャル・ジェントリフィケーション(服部)
2.6 【福岡市六本松】【商業】リノベーションと人の関係性による創造的な都市再生──ローカルカルチャーと再開発の均衡(岩淵)
2.7 【福岡市大名】【商業】都心周縁地区の都市構造が生んだゆるやかな変化(黒瀬)
2.8 【いわき市】【復興】震災被災地における再投資・目的地化による地価上昇(石原)
2.9 【豊島区】【行政主導】社会的弱者に対する行政の責務──南池袋公園における利用者の選別(服部)
2.10 【ウィーン】【抑制】ジェントリフィケーションを抑えることに成功した都市(服部)

第3章:「功」と「罪」を検証する
①「罪」への着目
3.1 住民の追い出し(ディスプレイスメント)(服部)
3.2 観光活動による場所の商品化・生活環境の変容(阿部)
3.3 地域のアイデンティティの喪失(服部)

②「功」への着目
3.4 治安、自治体財政等の改善(服部)
3.5 衰退した都心周縁部再生への寄与(黒瀬)
3.6 災害復興等による地域整備(石原)

第4章:これからの日本のジェントリフィケーションとその対策(服部)

あとがき(服部)

著者について
【編著】
服部圭郎
1963年、東京生まれ。東京大学工学部卒業。カリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部で修士号取得。民間シンクタンク、明治学院大学経済学部、ドルトムント工科大学客員教授、ベルリン工科大学客員教授を経て、現在、龍谷大学政策学部教授。専門は都市・地域計画、都市デザイン、フィールドスタディ。趣味は登山・スキー、ロックバンド、居酒屋めぐり、ユーチューバー。技術士(都市・地方計画)、博士(総合政策)。著書に『都市の鍼治療指南書』(鹿島出版会、2025年)、『ドイツ・縮小時代の都市デザイン』(学芸出版社、2016年)など。

【著】
阿部大輔
1975年、ホノルル生まれ。早稲田大学理工学部土木工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程・博士課程修了。カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等院博士課程DEA取得。政策研究大学院大学、東京大学都市持続再生研究センターを経て、龍谷大学政策学部教授。バルセロナ自治大学客員研究員(2018~19年)。博士(工学)。単著に『バルセロナ旧市街の再生戦略』(学芸出版社、2009年)、編著に『小さな空間から都市をプランニングする』(学芸出版社、2019年)、『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略』(学芸出版社、2020年)、『「対話」を通したレジリエントな地域社会のデザイン』(日本評論社、2022年)など。

黒瀬武史
1981年生まれ。2006年、東京大学大学院都市工学専攻修士課程修了。日建設計都市デザイン室、東京大学大学院助教、九州大学大学院准教授を経て、2020年より九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門教授。博士(工学)。著書に『米国のブラウンフィールド再生』(九大出版会、2018年)など。

石原凌河
1987年生まれ。2014年、大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。人と防災未来センター研究員、龍谷大学政策学部講師などを経て、2019年より龍谷大学政策学部准教授。博士(工学)。専門は地域レジリエンス(地域防災、防災教育、災害復興)、交通政策。共著書に『小さな空間から都市をプランニングする』(学芸出版社、2019年)など。

岩淵丈和
1996年生まれ。九州大学大学院人間環境学府博士後期課程在籍。都市計画・都市デザインを専門とし、フリンジエリアにおける小規模事業者の集積過程やジェントリフィケーションの影響に関する研究を行う。自治体・民間と連携した都市・地域戦略や国際連携プロジェクトに実務として携わる。2023年、URBANIX株式会社を創業。研究と実践の往還を通じ、再生的な都市エコシステムの構築を試みている。

出版社 ‏ : ‎ 学芸出版社
発売日 ‏ : ‎ 2026/3/14
言語 ‏ : ‎ 日本語
本の長さ ‏ : ‎ 304ページ
寸法 ‏ : ‎ 21 x 14.8 x 2 cm

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