季刊 アンソロジスト 2022年 夏季号
木村 綾子 (著), 増田 みず子 (著), 山本 アマネ (著), & 17 その他
出版社 : 田畑書店
発売日 : 2022/8/13
言語 : 日本語
単行本 : 76ページ
田畑書店「ポケットアンソロジー」シリーズと連動する季刊誌の第二弾! 短篇小説を既存の読み方から解き放ち、新しい読み方を提案する「文化を読み換えるカルティベイト・マガジン」。
『今回クローズアップするのは太宰治の短篇。いつ読んでも新しい太宰の短篇の魅力に迫ります。また、書評家・スケザネ氏責任編集の頁では「理系と文系の狭間に生まれる文学」を、いま旬の書き手にさまざまな方向から語っていただきます。
目次
《特集》太宰治の短篇……木村綾子/大学生の仲間たち
人生に効く井伏鱒二……増田みず子
短篇小説で一服……山本アマネ
小説:息子の長靴……太田靖久
エッセイ:牛肉とエリンギの炒め物……水野葵以
くうねるあむ……梅﨑実奈
新アンソロジーの提案(仮)……永山裕美
書評『ポルトレ 普及版』……柳沼雄太
BLACKOUT POETRY……海の襟袖 (エリザベト怜美+モノ・ホーミー)
《スケザネ図書室》理系と文系の狭間に生まれる文学
森田真生……インタビュー「文学と数学の交点」
隠岐さや香……文芸が科学と文学とに分かたれる前に
山本貴光……言葉で世界を組み立てる
川添愛……科学と文学について自分なりに考えてみた
榛葉豊……寺田寅彦「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
松村由利子……科学者のやわらかな心
岡田基生……修羅のなぎさ――宮沢賢治のイギリス海岸
小津夜景……存在のためのふわふわした組曲
片上長閑……俳句の時間「石井露月」