芸術と科学のあいだ
福岡伸一 (著)
出版社 : 木楽舎
発売日 : 2015/11/30
言語 : 日本語
単行本 : 320ページ
『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』の著者が科学の言葉で解き明かす、芸術深読み論
ベストセラー『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』などで「生命とはなにか」?という大命題を解き明かしてきた福岡伸一氏。次なる根源への問いとして選んだのは「芸術とは、科学とはなにか」? 過去から現代までの芸術と科学が混ざり合う軌跡をたどりながら、バランス、対、記号、擬態などをキーワードに俯瞰すると、どんな物語が潜んでいるのか? 科学のなかに芸術を見いだし、芸術を科学の言葉で解き明かす72の芸術深読み論。日本経済新聞で連載された人気コラムが待望の書籍化!
【目次】
はじめに
I マンハッタンヘンジ
II 親魏倭王の金印
III 聖女プラクセデス
IV 右手と左手
V バベルの塔
VI ヴィレンドルフのヴィーナス
VII パワーズ・オブ・テン
VIII ミミクリーズ
IX カバのウィリアム
X メランコリアI
「染色体の手品を解き明かす」、「対の構造を愛する」、「人々が愛する太古のカバ」、「絵画修復は情報の上書き」、「ネアンデルタール人は何者か」、「らせん建築・流れゆく動線」、「被写体の秘密、写真の性質逆手に」、「虫の模様に見る文化の起源」「ダリにもまた科学者の心」「北斎、瀑布にベクトル見いだす」など、72編を収録。