これはちゃうか
加納 愛子 (著)
Aマッソ加納、初の小説集!
人間をシビアに見つめてよく知っているのに、底のところがぬくいままで、ずるい。
――高瀬隼子
その才能の可視化!
お世話になったはずなのに、忘れてたな。
『これはちゃうか』は紙媒体だ。そういうことか。
――ハマ・オカモト(OKAMOTO‘S)
終わりのないおしゃべり、奇想天外な町、日常から一歩はみ出したホラー、変化球のハートウォーミング。
時代の最前線で笑いをつくる著者が多彩に編み出した全6篇の陽気な作品集。
そこには“意味”も“救い”も“共感”も、あるのやらないのやら――
「元気なときに余力で、クッキーこぼしながら読んでくれたら嬉しいです」――加納愛子
<収録作品>
「了見の餅」同じアパートに住む友人が元気ないっぽい
「イトコ」イトコという存在の不思議についてバズり記事書きたい
「最終日」美術展の最終日に駆け込んでマウントとってくる奴
「宵」映画研究会の言い伝え、〆切間近になると現れる怪奇
「ファシマーラの女」駅がいっぱい生えてくる変な町で
「カーテンの頃」失った両親の友人“にしもん”と二人暮らし
著者について
加納 愛子(かのう・あいこ)
1989年、大阪府生まれ。2010年、幼馴染の村上愛とお笑いコンビ「Aマッソ」を結成する。
ネタ作り担当。著書『イルカも泳ぐわい。』
出版社 : 河出書房新社
発売日 : 2022/11/22
言語 : 日本語
単行本 : 192ページ