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水歌通信

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くどうれいん (著), 東直子 (著), 植松しんこ (イラスト)

ふたりの歌人がお互いの短歌をもとに紡いだ、新感覚の歌物語。

垂直のガラスを蛸があるいてる雨つよくふる都市のどこかに(東直子)

柳の葉は撫でることしかできなくて小川の街でだれを愛すの(くどうれいん)

結婚を打診されるも、かつての恋人の存在が心にひっかかり、素直に喜べないみつき。
同じ街を浮遊しながら思考する謎の存在・ミメイ。
ひとつの街にふたつの意識が浮かび上がり、淡く交信しながら進む物語。

【著者コメント】
東さんと日常を交信するようにはじめた短歌のやり取りは、次第にわたしの人生を離陸してまったく別の「みつき」の人生になりました。書き終えたいま、雨が降ると、わたしのところへもミメイが来ているような気配がします。(くどうれいん)

くどうさんと言葉を空に放って心を分け合っていたら、遠くにいるのにすぐそばにいるような、近づくことのできないところを浮遊しているような、とけあうような心地になりました。えもいわれぬ体験でしたが、その世界の人たちと時々目が合ってドキドキしました。(東直子)

【目次】
1 雨つよくふる都市のどこかに
2 なんでもつがい
3 どこにも戻るつもりはないな
4 Choice is yours
5 必ず君のいる夏の

出版社 ‏ : ‎ 左右社
発売日 ‏ : ‎ 2023/12/6
ハードカバー ‏ : ‎ 144ページ

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