ピン芸人、高崎犬彦(サイン本)
大前 粟生 (著)
『芸人雑誌』の太田出版が送る、『おもろい以外いらんねん』大前粟生による世界初“ピン芸人”小説!
Aマッソ加納の紹介(『アメトーーク!!』)によって業界の話題をさらった『おもろい以外いらんねん』に続く大前粟生「芸人本」の最新作は、これまで描かれることの少なかった“ピン芸人”にフォーカスをあてる。主人公・高崎犬彦とそのライバル・安西煮転がしの約20年もの人生を追いかけることで、芸人にまとわりつく「売れること」と「消費のされやすさ」の葛藤を描く。
本気でネタを見てくれてる人って、売れれば売れるほど少なくなっていくんか?
売れるほど芸人らしくなくなっていくんか?
せやったら、売れるってなに? 僕は、僕らは、なんのために芸人しとるん?
著者について
大前粟生(おおまえ・あお)
2016年に短篇「彼女をバスタブにいれて燃やす」でデビュー。2020年に刊行した『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』が映画化、ほかに『きみだからさびしい』、『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』などの中長篇を発表。お笑い芸人をモチーフにした作品には今作のほかに『おもろい以外いらんねん』(河出書房)がある。
出版社 : 太田出版
発売日 : 2024/3/22
言語 : 日本語
ハードカバー : 224ページ