ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

近藤康太郎 (著)

将来が不安? 今の自分でいい? 大丈夫。
毎日をご機嫌にする技術

〈仕事〉〈勉強〉〈遊び〉
――幸せの大三角をめぐる旅

作家で猟師、『三行で撃つ』著者による人生講座

こんな、あなたへ。

◉仕事にやりがいを感じていない
◉世の中の役に立っている気がしない
◉好きなことがわからない
◉人生このままでいいのか不安

人はなぜ、働くのか? 
幸せになるため。
ナイスな日々を過ごすためである。

〈ワーク・ライフ・バランスって言いますけれど、じゃあ、ワークとライフのバランスをどうしようっていうんですか?(略)この思想の根底にあるのは、ワークとはライフを豊かにするため、カネを稼ぐために嫌々やる苦役という発想です〉

おもしろい〈仕事〉がしたい、と人は言う。しかし、〈仕事〉のみならず、〈勉強〉、そして〈遊び〉でさえ、他者に強制される何かとは、本質的におもしろくないものだ。

ただ、〈仕事〉をおもしろくする人間は、いる。〈仕事〉は与えられるものではなく、つくるものという発想を持つことだ。

工夫する。少しでいいから、快適にする。おもしろいと思えるように、変えていく。あるいは、自分が変わる。最終的に仕事によって、自分を表現する。表現者としての職業人。そこを目指すにはどうするか? 人生を支える三つの要素を強くすることだ。

〈仕事〉〈勉強〉〈遊び〉——幸せとは、この大三角から成り立っている。

三つは切り分けて考えられがちだが、互いが補完しあう。一つが強くなれば他も強くなる。自分の軸ができていく。

〈一生かけてしゃぶり尽くす、自分の「骨」を知る。歯を食いしばって〈遊び〉、自分で自分を律する〈勉強〉を経て、自発的に創りあげる〈仕事〉に結実する。大三角の永久循環運動。幸せとは、このことだったんです〉

いい人になる。おもしろい人になる。
自分で信じられる、「自分」になる。
転がる石に、なれ。

《目次》
■ 第一夜話:〈仕事〉
■ 第二夜話:〈勉強〉
■ 第三夜話:〈遊び〉
■ 第四夜話:事故
■ 第五夜話:異常

著者について
近藤康太郎(コンドウコウタロウ)
作家/評論家/百姓/猟師

1963年、東京・渋谷生まれ。1987年、朝日新聞社入社。川崎支局、学芸部、AERA編集部、ニューヨーク支局を経て、九州へ。新聞紙面では、コラム「多事奏論」、地方での米作りや狩猟体験を通じて資本主義や現代社会までを考察する連載「アロハで猟師してみました」を担当する。

著書に『三行で撃つ〈善く、生きる〉ための文章塾』『百冊で耕す〈自由に、なる〉ための読書術』(CCCメディアハウス)、『アロハで田植え、はじめました』『アロハで猟師、はじめました』(河出書房新社)、『朝日新聞記者が書けなかったアメリカの大汚点』『朝日新聞記者が書いたアメリカ人「アホ・マヌケ」論』『アメリカが知らないアメリカ 世界帝国を動かす深奥部の力』(講談社)、『リアルロック 日本語ROCK小事典』(三一書房)、『成長のない社会で、わたしたちはいかに生きていくべきなのか』(水野和夫氏との共著、徳間書店)他がある。

出版社 ‏ : ‎ CCCメディアハウス
発売日 ‏ : ‎ 2024/4/26
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 200ページ

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