「自分の意見」ってどうつくるの? 哲学講師が教える超ロジカル思考術
平山 美希 (著)
「会議でコメントを求められると、あわててパニックになってしまう」
「社会問題について意見を求められてもテレビやネットの受け売りになってしまう」
「就活のグループディスカッションで考えが何も思い浮かばない」
…このように、自分の意見が思いつかない(どう考えたらいいのかわからない)という状況はよくあります。
私たちは学校や日常生活で「自分の意見」を述べる機会を持たないまま、社会に出ます。そのため、コメントを求められると何をどう考えればいいいのか、迷ってしまうのでしょう。
でも、考えるときの「手がかり」さえつかめれば、オリジナルの意見を組み立てることが可能です。
本書は、この「手がかり」を5つのステップでマスターできるよう設計しました。
5つのステップとは、フランスの高校生たちが受験する高校卒業認定試験(バカロレア)の哲学科目対策をアレンジしたもの。
これでもう、「あなたはどう思いますか?」を怖がる必要はありません。
【第1章】フランス人は「考え方」をどう学ぶのか
【第2章】問いを立てる――旗を立てる
【第3章】言葉を定義する――ダイヤルを合わせる
【第4章】物事を疑う――頭のなかに余白をつくる
【第5章】考えを深める――思考の海に潜る
【第6章】自分の答えを出す――立場を選び取る
著者について
平山美希(ひらやま・みき)
哲学講師
1989年、千葉県生まれ。千葉大学教育学部を卒業後、フランスのソルボンヌ大学へ編入。同大学院哲学科修了。現地の高校に哲学教師として赴任した際に、「考える力」や「議論する力」が重要視されていることを実感。以来、フランス流の哲学的アプローチを日本の子どもたちに広めるために、小中学生、高校生向けの哲学教室や作文添削講座を主催するなど、積極的に活動を展開している。専門はシモーヌ・ヴェイユ。現在は2人の子育てをしながら思索にふける日々を送っている。
出版社 : WAVE出版 (2023/4/12)
発売日 : 2023/4/12
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 232ページ