うたたねの地図 百年の夏休み

岡野 大嗣 (著)

“どこにでもある眺めとここにしかない眺めが交錯する”

これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、人気歌人・岡野大嗣さん初の短歌×散文集です。

さまざまな場所をテーマに、
短歌を詠むときのまなざしから生まれた散文とたね(短歌が出来上がる前のメモ)、150首の短歌をもとに、〈夏のとある街〉を作りました。

今まさにその場所にいるような、その場所とつながっているような感覚になれる新しい本。
さまざまな場所と出合いなおすことで、
短歌と散文、感情が響き合って、懐かしさとともに新しい風景があふれだします。

ぜひ、短歌の世界と歌人のまなざしを追体験しながら
うたとたねをヒントに、夏のとある街の地図を心に描いてお楽しみください。

※装画・挿絵:中村一般さん

<岡野大嗣さんよりコメント全文>
タイトルに「夏休み」と入れておきながら僕は、夏があまり得意ではありません。
命の危険を感じる暑さからも、ただ生き延びることにやたらと意味を浴びせてくる光からも、なるべく距離を置いていたい。
でも、夏にふと感じる、ほっとするようなさびしさとは握手をしたくなります。
暑さを逃れて立ち寄った本屋さんで迎えてくれる涼しいインクのにおい。信号待ちの日傘に感じるなつかしい気配。図書館の片隅で空調の音に包まれてめくられるページの響き。
この本には、そんなさびしさが集まっています。
時間はたっぷり百年用意しました。
いくらでものんびりと、この街で涼んでいってくださいね。

著者について
1980年大阪生まれ。2014年に第1歌集『サイレンと犀』、19年に第2歌集『たやすみなさい』(ともに書肆侃侃房)、21年に第3歌集『音楽』(ナナロク社)、23年に第4歌集『うれしい近況』(太田出版)を刊行。その他、共著多数。18年刊行の共著歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(ナナロク社)は刊行累計が異例の2万部を突破する。関西の月刊誌「MeetsRegional」で「レッツ短歌!」 連載中。23年はNHK短歌の選者・講師としても活躍。

出版社 ‏ : ‎ 実業之日本社 (2024/8/1)
発売日 ‏ : ‎ 2024/8/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 160ページ
寸法 ‏ : ‎ 11.3 x 18 cm

¥1,980

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※別途送料がかかります。送料を確認する

送料・配送方法について

この商品の送料・配送方法は下記のとおりです。

  • 郵送(クリックポスト他)

    1冊ごとの送料となります。

    全国一律 ¥220

再入荷のお知らせを希望する

年齢確認

再入荷されましたら、登録したメールアドレス宛にお知らせします。

メールアドレス

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「gmail.com」を許可するように設定してください。

再入荷のお知らせを希望する

再入荷のお知らせを受け付けました。

ご記入いただいたメールアドレス宛に確認メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
メールが届いていない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。
通知受信時に、メールサーバー容量がオーバーしているなどの理由で受信できない場合がございます。ご確認ください。

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「gmail.com」を許可するように設定してください。

通報する

ショップの評価